ダイハツ ミラココア試乗 オンナ心は掴めるか!?
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:中野 英幸
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一方、走りだが、当然のことながらベースのミラと基本的に変わりはない。とても軽自動車とは思えないしっかりボディだ。ステアリングフィールはタイヤサイズがやや小さいため、物足りない感じもあるが、手応えは十分。ブレーキもそれなりに利く。
動力性能だが、ミラココアは基本的に58psの直3一本。それを4AT、もしくはダイハツ自慢のCVTと組み合わせるわけだが、やはりCVTの方が燃費もいいし、ダイレクト感があっていい。速さは可もなく、不可もなくといったところで、特に高速を走らなければ、不満は覚えないだろう。
それより驚きは実用性で、どんどん背が高くなる最近の軽自動車にありながら、全高は1530mmと抑えめ。扱いやすさを重視し、確実に立体駐車場に入るサイズに抑えている。
それと乗った瞬間はわからなかったが、徐々に視界がヤケにいいのに気づく。窓の外が非常によく見えるのだ。聞けば窓枠の下、つまりベルトラインを水平かつ非常に下げてきており、下方視界を広く取っている。
これは正直、身長176cmの私には無関係な性能だが、身長150cm前後の女性には重要で、これに視界を確保でき、無駄にシート座面にざぶとんを置いたりしなくて済むという。
同時に、ルーフが無駄に高くないので腕まわりに直射日光があまり当たらず、日焼けも防げるとか。バック時に気になる後方視界もリアの太いピラーにラウンドガラスを配置し、対応している。なんという細かい心配りだろうか。ココアのもう一つのキーワードは「お出かけプチワゴン」。まさにその通りかもしれない。
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