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ダイハツ ミラココア試乗 オンナ心は掴めるか!?

ある種の定番主義

さて、現物である。デザインである。果たして見た目は、案外普通だと思った。全体にラパンほどのオモチャっぽさはない。ラパンは、実は極端にキャビンを四角く見せ、あえてアンバランスさを醸し出しているが、ココアはそういう作為的なことをあまりしていない。

その分、クラシカルな丸目ヘッドライトや丸みを帯びた角、上級グレードの『ココアプラス』に標準装備のシルバー色のルーフレールやドアハンドル、ホイールキャップが適度にクラシカルな暖かさを感じさせる。全体はなるべくシンプルに、ディテールで勝負する作戦をとったようだ。

岩村さんによるとキーワードは「あたたかモダン」。シンプルに、ナチュラルに、カジュアルなデザインを心がけたという。特に時代を意識せずに、奇抜ではなく、良い意味での普通さを狙ったのだ。そこにはラパンとは違う、ある種の定番主義がある。

インテリアも同様だ。ラパンが隠し絵のように何10か所もラパンマーク=ウサギの絵を配したのに対し、ココアはあくまでもシンプル。インパネ表皮にラパンがクリアで硬質なプラスティックを使ってるのに対し、ココアも同じく明るいクリーム色が選べるが、普通に柔らかいタッチの樹脂を使っている。

シート形状や表皮もオシャレだがオーソドックス。『ココアプラス』のスウェード調はどこかの輸入車みたいだし、ノーマルグレードのファニチャー調もタッチは良さそう。メーターにも贅沢なタコメーター付きの3連タイプを使っており、必要以上に尖ってない。ある意味、ラパンより大人っぽいのかもしれない。

シート配置もノーマルミラに比べるとずっと普通だ。ミラはホイールベースが伸びた分、フロントシートとリアシートが極端に離れており、スライド付きリアシートの場合、後ろに下げると前席に足を伸ばしても届かないほどだったが、ココアはそれを近づけ、その分、荷室サイズを拡大。荷室床面長はベースのミラより4センチも伸びている。

かたや残念なのがリアスタイル。ここは本来、デザイン次第で個性が出せるところだが、リアコンビランプは縦長のわりと普通なもので、可愛らしさが今一つ感じられない。ボンネットにしろ、クラシカルな被せ形状で、全体がちょっと輸入車っぽく、オシャレになっているがゆえ、正直残念に思った。

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