【深読み】トヨタ予告の「新プロジェクト」は「センチュリーのブランド化」が濃厚…その裏には「全固体体電池モデル」の登場が控えている説

トヨタ センチュリー

「センチュリーのブランド化」が濃厚？

では、この「新プロジェクト」とはいったいどのようなものなのでしょうか？　ある業界関係者は、次のように私見を述べます。

「すでにSNSなどで予想されているとおり、『センチュリーのブランド化』が答えだと思います。

現在のトヨタ自動車グループは、トヨタ、レクサス、ダイハツの3ブランドとサブブランドのGRで構成されています。

そのうち、レクサスはプレミアムブランド、ダイハツはエントリーブランド、GRはスポーツブランドというかたちで、それぞれの役割は明確です。一方、トヨタブランドには軽自動車から高級車までさまざまなモデルがラインナップされており、やや雑多な印象です。

そのなかでも、『センチュリー』は別格の存在として君臨してきたことから、センチュリーをトヨタブランドから独立させることに違和感はありません。

おそらく、メルセデス・ベンツにおけるマイバッハのような立ち位置になるのだと思います。

そうなると、既存のセンチュリーとセンチュリー（セダン）だけではやや物足りないため、ロングホイールベース版やオープントップ版、あるいは2ドアクーペ版といった派生モデルが登場するかもしれません」