最強コルベットZ06試乗 怒涛の加速が麻薬的!?
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:菊池 貴之
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圧倒的なパワー、空気路切り裂くような鋭いシルエット、低いドライビングポジション、トランスアクスルなど、コルベット、とりわけZ06はスポーツカー界の頂点に位置する一台だ。そのエキセントリック度はフェラーリF430やポルシェGT2、日産GT-Rとともに世界の五指に入る。
ただし、一級品のリアルスポーツでありながら、どこか優しくて自由奔放な雰囲気をもっているのがこのクルマのユニークな部分だ。たとえば乗り心地。前述したようにノーマルのコルベットよりは硬めだが、胃を揺するような不快な上下動がないこと、ボディがしっかりしているため振動の減衰がいいこと、超高性能スポーツとしてはソフトなシートが第2のサスペンションとして機能していること、という3つの理由から、快適性は思いのほか優秀。ステアリングを指一本分切り込んだときのスムースで素直な動きも、快適性、とくに高速道路での走りやすさを高めている理由のひとつだ。
リアルスポーツたるZ06を開発するにあたって、エンジニアはそんなことはほとんど意識しなかったに違いない。しかし、好むと好まざるとに関わらず、直線が延々と続くだだっ広い北米大陸を快適に走ることへの配慮が、ごく自然なかたちで反映されている。超ハイパフォーマンスと快適性の両立こそがZ06のもつ個性であり、魅力でもある。
初の自動車が誕生してから100年余り。これまで様々な名車が生まれ、人々の心を奪ってきた。そしてその多くは圧倒的な性能をもつスポーツカーだった。それは、スポーツカーが我々の心に内在するある種の欲望をもっともストレートに代弁してくれる存在だから。と同時に、スポーツカーとはそのクルマを生み出した国の文化文明をもっともストレートに表現する工業製品でもある。そういう意味で、Z06は強さとわかりやすさと快適さを追い求め続ける、アメリカそのものなのだ。
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