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CLA海外試乗。メルセデスの新型4ドアクーペ

Cd値0.23の超エアロボディ

とてもインパクトある走りを見せつけるCLAだが、最大のトピックはスタイリングやデザインだろう。

Cセグメントはこれまでハッチバックが中心だったが、今後のアメリカや中国市場での販売を考えた時にサルーンは必須で、この辺りはライバルのアウディA3も既にスタンバっている状況でもある。

そうした中にあってメルセデス・ベンツはこのCLAに、プチCLS的な4ドアクーペ風味をまぶして世に送り出した。実際に目の前にするとなるほどこれは魅力的なフォルムである。流麗なルーフラインやウインドーとの関係によって、後席のドアノブがちょっと開けづらい位置にあるし、後席は身長168cmの僕だと明らかに頭が触れる。けれど、そうした部分を割り切ってつくり上げたこのカッコはイマドキの自動車に求められている“スタイル”を見事に具現化している。

しかもこのボディ、最高でCD値0.22、通常でも0.23という超エアロボディなのもポイント。単にスタイリッシュに磨きをかけただけでなく、市販車では最高レベルの空力をシレッと盛り込むマジメさが、メルセデス・ベンツらしい部分かもしれない。

CLAを見て、「メルセデスも変わったナ」という訳知りのセリフをつぶやく人は少なからずいるだろう。そんな人には言ってあげたい。「いま、メルセデスは良い意味で、大きく変わりつつあるのだ。そしてこの変化こそが、いつの時代もメルセデス・ベンツをメルセデス・ベンツたらしめる最大の理由なのだ!」と。

「最善か無か」というかつてのキャッチコピーに照らして、これは無だ、と判断する人もいるかもしれない。しかし最善か無か、という思想と哲学も現代の自動車とそれを取り巻く世の中の生活の中では、大きく変化していく。むしろかつては無とされていたものが、現時点での最善ということだってある。そう考えるとCLAは、まさに新たな波を感じさせるメルセデス・ベンツである。

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