ボルボ新型XC40は兄貴分たちに劣らない乗り味とユーティリティが魅力
掲載 更新 carview! 文:石井 昌道/写真:ボルボ・カー・ジャパン
掲載 更新 carview! 文:石井 昌道/写真:ボルボ・カー・ジャパン
もっとも関心が高かったのがCMAの乗り味がSPAに対して劣ってしまうのかどうかということだったが、結果的には初出のわりに完成度が高く、しかも大いに満足のいくものだった。試乗したのはT5 AWD R-DESIGNとD4 AWD モメンタム。前者はスポーツ・サスペンションに20インチ・タイヤ、後者はスタンダード・サスペンションに19インチ・タイヤの組み合わせだった。
まずはT5で走りだしたが、想像していたよりもずっとしなやかだった。フロントサスペンションはダブルウィッシュボーンではなくマクファーソンストラットだが、適度にストローク感があって兄貴分たちに比べても遜色ない洗練された乗り味を提供する。路面の大きな突起を乗り越えてもきつい突き上げに見舞われることなく、それでいてダンピングが効いているので上下動が後にひくことのないスッキリとした乗り味だ。
コーナーではステアリングの切り始めからレスポンス良くノーズが反応。スポーツカーのように切れ味が鋭いというほどではないが、じつに素直でドライバーが狙ったラインにのせていきやすいのだ。サスペンションはジワリジワリとスムーズにストロークしていき、動きの予測が立てやすい。快適性とスポーティ性のバランスは見事だ。
シャシー担当のエンジニアにどういったセッティングを狙ったのか質問したところ「とにかくコントローラブルであることを狙いました。硬くてピッピッと動くような見せかけのスポーティさではなく本当の一体感を味わえるように。ですから楽しいのに乗り心地も悪くはないはず。とくにR-DESIGNはそれが上手く表現できていると思います」とのこと。
20インチの大径タイヤをきっちりと履きこなしていることには感心させられたが、ボルボは新世代商品群となってから承認タイヤを取り入れていることも功を奏しているのだろう。サイドウォールには”VOL”のマークが誇らしげに入っている(ちなみにBMWは星のマーク、メルセデスはMO)。
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