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次期トヨタ RAV4の詳細が英国で明らかに。国内のライバルと比べてどうか?

新型RAV4が日本よりひと足先に英国で発表となった。今年4月のニューヨークオートショーでワールドデビューを飾った5代目RAV4は、直線的なデザインを随所に取り入れたスタイリングで登場。そのエッジの効いたプロポーションは、SUVらしい力強さを作り上げることにも一役買っている印象だ。

基本骨格も一新し、TNGAに基づく新世代プラットフォームを採用。高いボディ剛性と低重心化により、優れたハンドリング性能と乗り心地を実現したことがアピールされている。

パワートレインは、2.5リッターハイブリッドシステムを搭載する。先代RAV4は西ヨーロッパにおいて85%のユーザーがハイブリッドを選択していたとのこと。新しい2.5リッターハイブリッドシステムは、システム最高出力219ps(AWD車の場合)を発生し、歯切れの良い加速感とレスポンス、そして低燃費を実現したことが特徴としてあげられている。

ほかにも滑りやすい路面で安定性を高めた「ダイナミックトルクベクタリング」採用のAWDシステムや、新世代の安全運転支援システム「トヨタ セーフティ センス」の採用、前後51:49のバランスに優れた前後重量配分など、ハードウェアの進化は多岐にわたる。

と、大いに期待が持てる新型RAV4だが、日本においてはどうなのか。ボディサイズを見ると全長4600mm×全幅1855mm×全高1685mm。最近の新型車全般の傾向ではあるが、全幅はやや大きめか。ライバルと比べると、日産エクストレイルに対しては90mm短く、35mmワイド。マツダCX-5に対しては55mm長く、15mmワイドだが、それほど大きな差ではないともいえる。

一方、動力性能については、最高出力219psという数値はエクストレイルの2リッターハイブリッド(182ps)に対してアドバンテージがあるが、CX-5はつい先ほど2.5リッターターボ(230ps)を追加設定しており、そのグレードではRAV4のスペックを上回っている。パワーと燃費はモデルごとに特徴が異なるので、RAV4の日本仕様が発表になった時点で、用途にあったモデルを選ぶのがいいだろう。

なお新型RAV4の発売時期については、ニューヨークショー時点で、日本での発売は2019年春頃と発表された。登場は数ヶ月先となるが、個性的なデザインとハイスペックに魅力を感じるユーザーは要注目だ。

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