究極のベントレー、スーパースポーツに試乗!
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:ベントレー モーターズ ジャパン
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:ベントレー モーターズ ジャパン
スーパースポーツのエンジンは、ベントレー初のフレックスフューエルとなる。違う言い方をすると、バイオエタノール対応ということだ。彼らは2008年のジュネーブショーで、二酸化炭素の削減と全モデルの燃費向上を実現させる長期プログラムを発表した。そしてその重要ポイントにフレックスフューエルエンジンを掲げたのである。
これは高級車ブランドとして環境問題に答える彼らの結論といえよう。じつはフェラーリを筆頭にこのクラスのメーカーは環境問題に対応する結論を模索していて、なかなかそれを出せないのが現状だ。そのためガソリンユニットの直噴化でしのいでいるのが本当のところ。事実、約一年前にフェラーリのエンジニアにディーゼルエンジンの可能性を尋ねたところ、「マーケットが欲していない」と一刀両断だった。もちろん、Sクラスのハイブリッド化なんてのもあるが、このクラスではハイブリッドの恩恵はあまり得られないだろう。
となると、フレックスフューエルエンジンは相当賢く、ライバルが追従することも十分考えられそうだ。ただ、これでさえエタノールの腐食性対応策や燃料システムの素材を一新するなど細かく手を入れる必要はある。ちなみに、バイオエタノールはとうもろこし、大豆、サトウキビなどから抽出するが、第二世代は食料と競合しないバイオマス、農業廃棄物、森林残留物を精製したものからなる。
そしてスーパースポーツの場合、バイオエタノールとガソリンの混合比率は85:15で、これを「E85」と呼ぶ。そんな新世代燃料にスーパースポーツは対応するが、日本ではあまり意味をなさないのも確か。個人的にオブザーバーをしているNPO法人では公共性の高いバスにそれを使用していたが、それとてエネルギー庁の新規制で、使用するのが難しい状況であることを付け加えておきたい。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定『産業アーキテクチャを見据えスマートモビリティをどう戦い抜くか?』
首都高「料金値上げ」本格検討へ…上限1950円撤廃も視野か 国交省大臣が言及した“現状”とは
アディエント、中国SCIと合弁会社設立…現地自動車メーカー向けシート開発強化
アロンソ、アストンマーティンの”成功”を確信「僕たちが最高のパッケージ。問題はいつ成せるかだ」
【ギモン】信号も標識もない交差点でクルマが鉢合わせ!! どっちが優先なのよ?
【BMW】東京オートサロン2026に「M2 CS」のチューニングモデルをはじめ、Mモデルを多彩に展示
1/27申込締切 SDVロードマップ2040~進化するモビリティと取るべき対応の方向性~
日産、次世代「AI自動運転」搭載車で“危機“回避へ 英新興と協業拡大[新聞ウォッチ]
全長4.6m! 三菱「“最新”7人乗りSUVミニバン」実車公開! 「ジムニー」超え“地上高”×画期的MIVEC HEV採用! 新「エクスパンダークロス HEV」タイイベントに登場
ANA便に「驚安航空券」出現中 国内は「片道5000円から」 国際線も… その詳細は?
BMW『M2 CS』、Mパフォーマンス・パーツ装着車を日本初公開へ…東京オートサロン2026
レクサスが新「本格“3列・7人乗り”大型SUV」発表! 全長5m級「おおきなボディ」×無骨な「カクカクデザイン」で超カッコいい! 一部仕様変更された新「GX550」2026年モデルカナダで発売
【トヨタ「GR GT」は“世界と戦える”のか?】V8ハイブリッド×アルミ骨格の怪物スペックに潜む弱点と、成功するための“決定的な条件”とは
新型トヨタ「ハイラックス」をタイで現物取材! 耐久性・走行性能・乗り心地の3本柱で進化した中身のポイントとは?
【まさかの展開】ガラパゴス扱いだった軽が欧州標準に? EU「Eカー」構想が映し出す中国EVの脅威と日本の軽への期待
トヨタ新型「ハイラックス」の国内仕様はディーゼルのみ。豪州のBEV仕様は“鉱山向け”という割り切った電動化プラン
【激戦】の軽スーパーハイトSUV。新型「デリカミニ」が「N-BOXジョイ/スペーシアギア/タントファンクロス」を追い詰める!?
「スーパーワン」が“白ナンバー”ってどうなの? それでも「文句なく走りを楽しめるクルマ」がホンダから出る必然性とは
人気のクロスオーバーSUVに、なぜ便利な“スライドドア”が採用されないのか? たった1つの“例外モデル”とは
「ジムニー」にACCが付いたのは時代とユーザーが普通になったから? それでもガチ勢向け“素うどん仕様”が欲しい理由
【ついに“本物のハイブリッド”になった?】スバル新型「クロストレック S:HEV」試乗。走りの鋭さも静粛性も“従来e-BOXERとは別物”だった
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!