究極のベントレー、スーパースポーツに試乗!
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:ベントレー モーターズ ジャパン
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:ベントレー モーターズ ジャパン
さてさて、それでは実際の走りだが、スーパースポーツを街中で走らせても正直それほど感動はない。フェラーリやランボ、それにブガッティ・ヴェイロンを走らせたときもそうだが、あり余るパワーを体感するのは難しいからだ。それでも発進加速とアクセルに対するピックアップには、思わず頬が緩む。クルマを操る感は強く、中間加速でのGフォースもいい感じに伝わる。この辺は20psのパワーアップというより、軽量化の勝利といったところだ。そしてスーパースポーツはそのストッピングパワーに驚かされる。しかもアウディR8・V10のように踏みしろなくガツンと効くのではなく、GTカー的な扱いやすさを残すのが彼ららしい。
では、サーキットではどうかというと、まさに本領発揮といったところ。直線では距離的な問題から220km/hがMAXだったが、そこからのブレーキングと回頭性がじつに楽しい。バネ下で30kg減量した足は、軽いフットワークで鼻先を思った方向へ向ける。で、今回思わず前のめりになったのはコーナーでの挙動。じつは前後のトルク配分が40:60になったことで、若干ではあるがFRっぽい動きを見せる。微妙にお尻が出る感じがたまらない。ただ、そんなことができるのも、電子デバイスのおかげであることに他ならない。進化したESPとトラクションコントロールが瞬時に作動し挙動を安定させ、さらにコーナー出口で機敏にトラクションを回復させる。要するにかなり安全なのである…。
なんて話はこのくらいにして、スーパースポーツの意義を考えると、こいつは2004年にリリースされたコンチネンタルGTシリーズの熟成版で、年数から考えてマイチェン前に位置すると思われる。その意味ではマイルストーンになると同時に、いまGTシリーズの60%がGTスピードだという事実を踏まえると、羨望の的になることは必至だろう。ライバルは「フェラーリ599」と「アストンDBS」。戦後生まれのイタリア車は置いといて、英国車の歴史を紐解くとベントレーが若干有利といったところだろうか。
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