【あの頃、あいつは峠で神となった】2代目「CR-X」 “ホンダの元気”を象徴したコンパクトホットハッチ
掲載 更新 carview! 文:横田 宏近 44
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燃費性能も群を抜いていた。おとなしい走りでは14km/リッター以上を叩き出すことは難しくなく、ホットな走りでも10km/リッターを割ることはほとんどなかった。
後席が極端に狭い2+2パッケージングさえ容認できれば、CR-Xはスポーツカーとしてもシティカーとしても、ハイレベルな完成度を持つファーストカーとして使えた。これは現在でも通用する時代を先取りしたキャラクターである。
1989年9月にはさらにスポーツ性能を磨いた「SiR」をラインアップに加える。これはホンダ独創のVTEC(可変バルブタイミング・リフト)機構を組み込んだ1.6L直列4気筒DOHCを積む最上位モデルで、パワー&トルクは160ps/7600rpm、15・5kg・m/7000rpmをマーク。パワーウェイト・レシオは6.06kg/psにまで改善されていた。
増強されたエンジンに伴い、タイヤは195サイズにワイド化しボディ剛性もアップ。足回りにもファインチューニングが加えられている。
SiRのカムが高回転側に切り替わる5300~8000rpmの瞬発力は刺激たっぷり。一段と澄み渡るエンジン音をBGMにしたスポーツドライビングは、レーシングカーを彷彿とさせるものだった。そのホットな性格は歴代ホンダ車のなかでも屈指の存在だ。
CR-Xは、3代目モデルでセミオープンの「デルソル」に進化し、その後消滅してしまう。かつて「ホンダの元気」を象徴したCR-X。その復活をいまこそ望みたいものである。
(写真:ホンダ)
(終わり)
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