2代目パナメーラにドイツで速攻試乗。スタイルも走りも“4ドア911”
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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改善されたのはダイナミック性能だけではない。4ドアGTということで快適性の更なる向上も留意されている。まず、ボディそのもののダイナミック剛性は8%向上。加えてPDCC(ポルシェ・ダイナミック・シャシー・コントロール)が4700ユーロ(約54万円)の追加料金でボディのアクティブ・ロール・コントロールを行う。これは48Vボードネットワークを採用したベントレーのベンテイガとは違って、局部的なDC/DCコンバーターを採用し、マックスウェル製のウルトラ・キャパシタがアクチュエーターに瞬時にエネルギーを供給することで、ロールを抑える。
またサスペンションやタイヤの細かな改善で、特にリア・パッセンジャーに伝わっていた微振動も感じられなくなった。「乗り心地、快適性の向上はシャシーの細かな改良の積み上げです。」とシャシー担当のDr.マンフレッド・ハラー(Manfred Harrer)は苦労を語った。
ニュー・パナメーラの正式公開は、10月に開催されるパリ・オートサロン。価格はすでに発表されており、「4S」は1591万円、「ターボ」は2327万円となる。日本へのデリバリー開始は来年初頭になるだろう。
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