新型プジョー208はクラストップの品質を得たが、ブランド戦略で猫足は捨てた
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:プジョー・シトロエン・ジャポン
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:プジョー・シトロエン・ジャポン
プジョーの新型「208」を試す機会が訪れた。ポルトガルのリスボンで開催された国際試乗会からレポートしよう。
7年ぶりのフルモデルチェンジで、“208”という数字をつけてからは2世代目となるこのモデルは今回、新世代のアーキテクチャを起用。これはプジョー・シトロエン・グループが今後のコンパクトモデルに使う、CMP(コモン・モジュラー・プラットフォーム)で、既に日本でも発売済みの「DS3 クロスバック」が初めて用いている。CMPの第2弾として登場したのがこのプジョー208だ。
最初に試乗したのはガソリンエンジン搭載モデル。このエンジンはDS3 クロスバックなどにも用いられる1.2L直列3気筒直噴ターボで、最高出力130ps、最大トルク230Nmを発生する。これを8速ATというこのクラスではリッチなトランスミッションを介して、前輪を駆動する。この8速ATはフィーリングや効率に優れ、直列3気筒ターボでも上質なフィールを生んでいる。
面白いのは同じパワートレーンと足回りで「アリュール」と「GTライン」という2つのグレードが用意されることだ。違いは主にエクステリアで、アリュールは比較的ベーシック、GTラインはスポーティな装いとなる。グリル周りのデザインが異なる他、GTラインはホイールアーチがブラック塗装のオーバーフェンダーになる。
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