ライバルを凌ぐパワーと安定感、歴代最速のアウディTT RSクーペが愉しい
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:篠原 晃一
新型TT RSのパワー感は、R8にも引けを取らない迫力だった。むしろ全長4190mmのコンパクトなボディで加速している分、TT RSの方が景色の流れが速い気がする。それもそのはず、TT RSのパワー・トゥ・ウェイトレシオは3.75kg/psで、R8の3.13kg/psに肉薄している。
しかしこれが怖さにつながらないのは、TT RSがR8同様、フルタイムでその4輪を路面に食い込ませているからだろう。スタビリティコントロールをアクティブにしたままの状態では、その挙動に不安な要素はひとつもない。コーナーのアプローチでブレーキを残そうが、早めにこれをリリースしようが、リアが暴れる素振りなどまったく起こらない。
それ以前にコイツのポテンシャルを引き出すにはオープンロードは狭すぎて、我々にできることはひたすらに安定して速くコーナーを曲がることだけである。
それでもこのTT RSが魅力的なのは、そうした安定性のなかにクルマ好きをうならせる野性味というものを、ガッツリ表現できているからだと思う。
変速の度に“ヴォッ!”とうなる排気音。旋回Gと加速G、そして強烈な減速Gの素早い移り変わり。これらをクワトロ(4WD)の安定したトラクションのもとで、接地感が高くて芯の通ったステアリングで正確に操る愉しさは、いつ滑りだすかわからない後輪駆動のライバルをビクビクしながら走らせるよりも、素直に伝わってくる。
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