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【発表前夜】ランクル70販売店の現状を調査! 普通に買えるのはいつ? 中古が高騰しないワケとは

【発表前夜】ランクル70販売店の現状を調査! 普通に買えるのはいつ? 中古が高騰しないワケとは

ランドクルーザー70

発表前夜のランクル70。その現状を調査した

2014年以来の再々販が決定しているトヨタ「ランドクルーザー70」。その発売が目前に迫っています。

ランドクルーザー70は、乗用車としての性格も強い「ランドクルーザー300」や「ランドクルーザー250」とは異なり、過酷な環境での使用も想定されたヘビーデューティなモデルです。

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時代に合わせたアップデートは行われているものの、基本設計は1984年当時から変わっておらず、いたるところに当時の雰囲気を残しています。

日本国内では2004年に一度販売を終了していたランドクルーザー70ですが、オーストラリアなどではその後も継続して販売されてきました。

そうした海外向けのモデルでマイナーチェンジが行われたことで、日本国内の法規制にも対応できるようになったことが、今回再々販が決定した理由のひとつとされています。

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販売店の状況は?

ランドクルーザー70の再々販モデルは、2023年11月29日に発売されると見られていますが、すでに販売店では激しい争奪戦が行われており、多くの販売店で購入ができない状態となっているようです。

都内の販売店の担当者は「現時点では、新規のお客様へのご案内は難しいのが実情です」と話します。

現状、ランドクルーザー70は1店舗あたり1台程度の割り当てとなる見込みであり、そのほとんどはすでに取引のある顧客へと優先的に案内されるというのがその理由のようです。

関係者などからの情報によると、再々販されるランドクルーザー70の月間生産台数は400台程度とされており、全国におけるトヨタの販売店の数がおよそ5000店であることを考えると、むこう1年間に生産されるランドクルーザー70はすでに各店舗へと割り当てられてしまっている可能性が高いと見られます。

また、店舗によっては、サブスクリプションサービスの「KINTO」を利用することを条件としている場合もあるといい、現時点ではかなり売り手に有利な状況となっているようです。

大阪や愛知などの販売店でもおおむね同様の状況であり、11月29日の発売以降にランドクルーザー70を手に入れられるユーザーは限りなくゼロに近いと考えられます。

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25年には安定供給の可能性

一方、将来的には“普通に買える”状態になる可能性もあるようです。

上でも述べたように、ランドクルーザー70のメインターゲットとなっているのは、あくまでもオーストラリアを中心とした海外市場です。

現時点では400台程度の月間生産台数が見込まれているランドクルーザー70ですが、海外向けも含めるとその数は大きく膨らみます。

ただ、オーストラリアにおけるランドクルーザー70は、2022年の時点で1~2年待ちとなっており、多くのバックオーダーを抱えている状態です。

「ハイラックス」のような類似車種を案内するなどの対策が行われているようですが、やはりランドクルーザー70を求めるユーザーは多く、そのほとんどが生活に直結するものであることから、早急な納期改善が望まれていました。

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逆に言えば、オーストラリアにおけるバックオーダーが解消されることで、日本国内仕様の生産台数は増加するものと考えられます。

関係者によれば、2025年頃には日本国内へも安定して供給することができる可能性が高いといいます。

実際、2014年に再販された際は期間限定での販売とされていたランドクルーザー70ですが、今回はあくまで通常のカタログモデルという扱いです。そう考えると、遅かれ早かれ“普通に買える”状態となることは確実です。

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ランクル70の中古車が高騰しないワケ

2021年に登場したランドクルーザー300は、その長納期などが引き金となり中古市場での販売価格が高騰しました。

一方、ランドクルーザー70に関してはやや事情が異なるため、ランドクルーザー300のように数千万円の値がつくような状態にはならないと考えられます。

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なぜなら、ランドクルーザー300は世界中どの市場でも新型車であったのに対し、ランドクルーザー70はもともと販売されていたモデルです。

日本国内を見ても、かつて販売されていたランドクルーザー70の中古車は一定数流通しており、どの年式であっても基本設計に変更がないことを考えると、今回販売される再々販モデルが中古車市場で高騰する可能性は低そうです。

もちろん、新車で購入できることのメリットは少なくないため、新車にこだわるユーザーは再々販モデルが安定供給されるのを待つのが無難です。

ただ、すぐに手に入れる必要があったり、コストパフォーマンスを優先したりする場合には、現時点で中古車市場に流通している個体を検討してみるのもよいかもしれません。

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写真:編集部、篠原晃一、トヨタ自動車

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