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CX-3がエンジン刷新など大幅改良。マツダ気合のリファインの成果は?

CX-3がエンジン刷新など大幅改良。マツダ気合のリファインの成果は?

20S プロアクティブS パッケージ(エターナルブルーマイカ)

ガソリンとディーゼルで分かれたハンドリングの評価

ハンドリングに関しては、ガソリンモデルが秀逸だった。ハンドルの切り始めから減衰力がじわりと立ち上がり、ステアリングにはタイヤの接地感が操舵初期から伝わってくる。切り込んで行っても、以前のように急激に車体はグラッと傾かない。どの場面でもダンパーのオイルが心地良い抵抗を作り出し、ノーズは穏やかに狙ったラインをトレースしてくれる。切り返しでも動きが突っ張らない。

対してディーゼルは、もう少しフロントのスタビリティを上げた方がよいと感じた。エンジンは明らかにガソリンモデルよりもキャラ立ちしており、力強いトルクと共にきっちりと6000rpm付近まで回って行く。

この骨太感に対して、もう少しだけ操舵時の剛性感が欲しい。しっかりとした直進安定性があるといい。マツダはシームレス感を謳うあまりにその乗り味がスッキリとし過ぎている傾向が強い。本来これを補うのがボディ剛性なのだが(CX-8がその成功例だ)、それが予算の関係上できないのであれば、少なくともEPSは速度感応式にして欲しい。

今回の改良でCX-3はスプリング及びスタビライザーレートを弱め、代わりにダンパー容量を増やすことでしなやかな操縦性を目指した。その心意気はわかるが、結果的には旧型のしっかり感に、このダンパーコントロールを与えた方がディーゼルはマッチングしたとボクは感じる。微妙なトルク管理でアンダーステアを相殺し、ターン中の姿勢を安定させる「Gベクタリング コントロール」も、その方が活きる。今のままだと、少し曲がりすぎるように思うのだ。

とはいえこうしたハンドリングと乗り心地のあくなき追求姿勢は、大きく評価したいところ。プラットフォームにテコ入れすることなく(つまりは価格を抑え)、巧みにボディバランスを取る努力と工夫があるからこそ、CX-3は我々の手に届くコンパクトSUVになっている。

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みんなのコメント

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  • 2020/7/28 03:55

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    二年以上前の記事を今なぜ?
  • 2020/7/27 22:41

    違反報告

    >マツダのアイデンティティをひもとくと、ボクは「ファミリア」だと思っている。誰もが買える気持ち良い走りの大衆車。その血統を受け継ぐ「デミオ」

    ファミリアは後継がアクセラ(海外名MAZDA3)、現在のMAZDA3。
    型式を見れば明らか。
    こういう適当なことを言う奴の記事を鵜呑みにする層もいるのだから、
    真面目に書いて欲しい。
  • 2020/7/28 00:51

    違反報告

    240万を切る価格でこれを手に入れることが出来る。こんなコンパクトSUVって、他にあるだろうか?⇒あるよ、ホンダのヴェゼルの方がホンダセンシング搭載でもっと安い。それに広い車内+後席倒しても段差が出来ず広大なスぺ-スが出来る。モデル末期で値引き額も大きい。しかし、マツダは古いモデルでも基本、値引きしない売り方は相変わらず。CX-3は乗ると解放感が無く、タイトで何か狭っ苦しいんだよね。どうしても欲しいならCX-30でしょう?

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