来春には新型発売が控えるレクサス「ES」現行モデルの販売状況は？ 思わぬライバル「クラウンクロスオーバー」の登場で一層苦境に

レクサス ES（新型）

新型「ES」で盛り返せるか

このように、ESの購入者が大きく増加していない背景には、セダン市場全体の縮小傾向や、2022年に登場したクラウンシリーズの影響があるようです。

実際、クラウンシリーズは2024年の新車販売台数で6万2628台を記録し、前年比145.5%と大きく伸びています。

また、2025年上半期でも2万8881台と高水準を維持しており、セダンだけでなくSUVらしい性格をもつラインアップを揃えることで支持が集まっていることがうかがえます。

インターネット上では「ISが生産終了したらセダンは『LS』とESだけになっちゃうのか」「レクサスもSUVばっかりに力をいれてきてるな」といった声もあり、セダンの存在感が薄れつつある現状があります。

そうした中で、2026年に登場する新型ESはセダン市場において起爆剤となりえるのかにも注目です。

（終わり）

（写真：レクサス、トヨタ）