来春には新型発売が控えるレクサス「ES」現行モデルの販売状況は？ 思わぬライバル「クラウンクロスオーバー」の登場で一層苦境に

トヨタ クラウンクロスオーバー

「クラウンクロスオーバー」という“意外な”ライバルの登場

あるレクサスの販売店担当者は、現時点でのESの反響について次のように話します。

「現時点でESのお問い合わせの件数が大きく増えているとは感じていません。

考えられる要因のひとつとして、近年セダン全体の需要が低下傾向にあることが挙げられます。加えて、2022年にセダンでありながらSUV的な要素も兼ね備えた『クラウンクロスオーバー』が登場したことも影響していると感じています。

お客様の中には、ESとクラウンクロスオーバーを比較される方も多くいらっしゃいます。

しかし、実際に本体価格を比較すると、ESが602万円〜なのに対し、クラウンクロスオーバーは515万円〜となっており、より新しい車種であることに加えてコスパでも勝っているという印象を持たれているようです。

ESがここ数年、大きなモデルチェンジを行っていないこともあり、ほかのモデルと比べて価格面での割高感を指摘されるお客様もいらっしゃいます」