新型Aクラスに試乗。ベースグレードの走りは?
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:小林 俊樹
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試乗したA180のパワートレインは、1.6リッター直噴ターボエンジンと7G-DCTと呼ばれる7速デュアルクラッチギアボックスの組み合わせ。これは先にBクラスで使われているものだ。フロントにマクファーソンストラット、リアにマルチリンク式サスペンションを用いるシャシーも、やはりそれと共通である。
更に上級モデルとして、A250シュポルトも設定される。最高出力210ps、最大トルク350Nmを発生する2リッター直噴ターボエンジンを積むこのホットモデルの開発にはAMGのスタッフも参画したといい、シャシーは専用のフロントアクスルを用い、専用のチューニングが施される。残念ながら今回は試乗車の用意が無かったが、こちらも興味深い1台だ。
上級モデルと同じくコラム右側から生えたDIRECT SELECTのレバーをDレンジに入れ、いよいよスタート。アクセルを踏み込んでいくと、エンジンは低回転域から力が出ていて、1500rpm辺りから早くもトルクバンドに入ったという実感が得られる。サウンドにはやや硬さがあるものの回転上昇はスムーズで、 引っ張れば6000rpmオーバーまでストレス無く吹け上がり、小気味良い加速を楽しめる。
気持ち良い加速感には音環境の良さも効いているのだろう。ロードノイズはよく抑えられていて、巡航時には室内は静粛そのもの。アクセルを深く踏み込んだ時も、エンジン音も気持ちの良い成分だけが耳に届き、洗練されたスポーティさを意識させる。
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