三菱エクリプスクロスPHEVはキャンパーも注目するハイブリッドの価格で買えるプラグインハイブリッド
2020/12/25 11:55 carview! 文:塩見 智/写真:望月 浩彦 55
2020/12/25 11:55 carview! 文:塩見 智/写真:望月 浩彦 55
三菱のPHEVは前後車軸にモーターが1基ずつ配置されるツインモーター式で、4輪を駆動する。バッテリーの総電力量は13.8kWhで、満充電からだと57.3kmのEV走行が可能(WLTPモード)。外部から普通充電(200Vで約4.5時間で満充電)および急速充電(約25分で80%)ができるほか、搭載される2.4リッター直4エンジンを稼働することで約46分で約80%まで充電できる(停車中の場合。もちろん走行しながらでも充電可能)。
一定速度での巡航時に限ってエンジンを駆動に用いるが、それ以外の場面ではモーター駆動のため、走行感覚はEVそのものだ。発進から巡航にいたるまで変速なしにスムーズに加速する。始動直後、高負荷時などに必要に応じてエンジンが始動するが、音と振動はよく抑えられており、始動しても不快な印象はほとんどない。モーター駆動の特性上、発進と同時に大きなトルクを発するため、体感的なパワーは十分以上。いつなんどきもアクセル操作にレスポンシブに反応してくれる。
ステアリングホイール奥のパドルを操作することで回生ブレーキの強さをコントロールできる。コーナー手前で左パドルを連続的に引いて減速する操作は、できの良いトランスミッションをギアダウンして減速する感覚に似ていて、それ自体がなかなかのエンタメだ。
三菱自動車といえば、歴代のランエボが凝った4WD技術を駆使してWRCで大暴れしたのを思い出す。現代の三菱はWRCにこそ出ないものの、当時培った4WD技術とツインモーターを組み合わせ、きめ細かい制御によってさまざまな局面でトラクション性能とコーナリング性能を両立している。前後モーターそれぞれが独立して制御されるため、前後トルク配分は自由自在だし、必要に応じてコーナーで内側の車輪のみにブレーキをかけるAYC(アクティブ・ヨー・コントロール)によって、左右のトルク配分も制御する。今回は街なかでの試乗のみだったので限界性能を試すことができなかったが、同じシステムを採用するアウトランダーPHEVを雪上で走らせたことがある。雪上で最も姿勢をコントロールしやすいクルマだと思う。
スポーティすぎるトヨタ「カローラ」誕生! 新グレード「GR-S」の正体は?
NEXCO中日本と近ツリ、災害時に協力---宿泊施設や移動手段の確保
日産中国、蘇州高鉄新城管理委員会と新交通システムの構築を目指した基本協定締結
京急×まぐろ×キャンピングカー!! 三浦半島で開始「キャンピングカーシェア+車中泊ワーケーション」が楽しそう
フォルクスワーゲンの電気ミニバン、『ID. BUZZ』…市販版を2022年に発表
最速リリース、CRF450Rの2022モデルが北米で発表。新モデルCRF450R-Sとは
本当に出るのか?? そろそろ準備完了か? 今年最大の注目車ランクル300直前情報
ハンターカブをイメージ、フィットe:HEVクロスターカスタム…デザイナー[インタビュー]
レクサス IS がモチーフのスニーカー…ダイナミックなハンドリングに触発、走る・曲がる・止まる?
フォーミュラEシーズン7第2戦 ジャガーへ移籍のサム・バードが勝利
「シングルオイルクーラーのFD3Sオーナーに朗報」お手軽にツインコア化できるキットが登場!
ホンダ「GB350」はヤマハSRに代わってシングルファンを喜ばせられるか!?
発表直前、タイカン クロスツーリスモのプロトタイプに緊急試乗。乗り心地や走破性は上回っている
インプレッサ STI スポーツ試乗 STIらしからぬ上質な走りゆえに浮かび上がるCVTのフィール
マツダ2 設計年次は気になるがライバルを圧倒する内装センスがある
マツダMX-30はハイブリッド車より成熟した走りのEVに魅力あり。大本命は22年登場のPHEVかもしれない
新型「メルセデス・ベンツ Cクラス」世界初公開。近未来的なデジタル装備はまさにベイビーSクラスだ
トヨタ クラウン 日本に特化した文化遺産的な一台。3種のパワーユニットの選び方は?
新型911 GT3を一足先に取材。スワンネック形状のウイングを採用した理由とは?
日産ノートはこのジャンルでベストの1台だが乗り心地と価格は少し気になる
新型ホンダ ヴェゼルが初公開される。内外装の雰囲気がガラリと変わってスタイル重視ユーザーも獲得しそう