レースなんて誰も見てないじゃん! 大量のビール、お化け屋敷、フェス…ル・マン24hは楽しければ何でもアリなお祭りだった
掲載 更新 carview! 文:工藤 貴宏/写真:工藤 貴宏 7
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メーカーの出展も凄い。
フェラーリをはじめポルシェにBMWにランボルギーニ、そして地元プジョーやアルピーヌ。それぞれ24時間レースのためだけに立派なプレハブ施設を作り、ブランドをアピールするショールームに加え、ウェアを中心に魅力的な商品を売っている。サーキットのオフィシャルグッズもかなり人気だ。
注意しないといけないのは、決勝日になるとズラズラズラっと人が並んで店に入るだけでも相当な時間がかかるってこと。あと……円安がなんとも恨めしい。
今年のル・マン24時間レースでは予選日に、アルピーヌ「A290」という新型車のプレス発表会が大々的に行われたけれど、その後同社の仮設ショールームにはさっそくA290の展示が。ちなみにアルピーヌはショールームとは別に、「A110」の試乗のための巨大な建物も構えていた。最新のクルマに触れられるのもこういったお祭り……いやレースの楽しさだ。
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ちなみに今年は「水素ビレッジ」として水素に関する各メーカーのブースも並んでいた。ル・マンと水素にどんな関係が? と思う人もいるかもしれないけれど、実はル・マン24時間レースのトップカテゴリーは2028年から水素で走ることが決定済み。「水素はオワコン」なんて物知り顔で言う人もいるけれど、実は欧州における水素はレースも含めてこれからジワジワと広がりそうな気配だったりするのだ。
アルピーヌは決勝前にサーキットでデモランした水素エンジンのレースカー「アルペングロー」を飾り、トヨタも開発中の水素レーシングカー(のモックアップ)や「燃料電池のハイラックス」を展示していた。
(次ページに続く)
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