レースなんて誰も見てないじゃん! 大量のビール、お化け屋敷、フェス…ル・マン24hは楽しければ何でもアリなお祭りだった
掲載 更新 carview! 文:工藤 貴宏/写真:工藤 貴宏 7
掲載 更新 carview! 文:工藤 貴宏/写真:工藤 貴宏 7
ル・マン24時間レースだって同じこと。レースは集まるための名目に過ぎない。それぞれが楽しい時間を過ごせればそれでいんじゃないかと思う。たとえレースを真剣に見ていなくたって。
というかドイツのニュル24耐だってそうだもんね。スタート後はみんな酒を飲んで盛り上がっていて、多くの観客はレース展開なんて見てやいない。でもそれでいいんじゃないかと思う。楽しければ。
そんな欧州のレースを見て思うのは、日本でもレースに集中するだけでなく「レースを中心にイベントを楽しむ」という文化ができれば面白いんじゃないかってこと。素直にそう思う。肩ひじ張らないで、もっと気楽に楽しめばいいんじゃないだろうか。そんな雰囲気にもっとも近いのは、富士スピードウェイで行われるスーパー耐久の24時間レースだろうか。
話を戻すと、そんな誰もレースを真剣に見ていないル・マンだけど、ゴールはやっぱりグランドスタンドに人が戻ってきて勝者をたたえている。途中は見ていなくたって、結果はやっぱり大切みたいだ。
今年は残り3時間を切ってもトップ9台が同一周回という接戦となり、最初にチェッカーを受けたのは雨が降ったり止んだりの天気を味方につけたフェラーリだった。ゴール時の燃料残量はわずか2%。最後の1時間は運に味方されてのゴールで、雨でペースダウンして燃費が良くなるとともに走行距離が減ったのが効いた。
もしも「あと1周」があれば、燃料切れ(もしくは給油のためのピットストップ)でトヨタに抜かれていただろう。最後までトップ争いをしていたトヨタも速さと実力はあったものの、天候が味方してくれなかったり、他車に当てられたせいで遅れたりと運に恵まれなかったように思えた。最後の表彰式の紙吹雪も凄かったなあ。こういうのは日本ではちょっと見られないよね。
そして帰り道は、さっきまで閉鎖してサーキットの一部となりレーシングカーがオーバー300km/hで走っていた“公道”を通って(しかも逆走で!)サーキットを後にしたのもいい思い出。
さて、次はどの海外レースを見に行こうか。“25時間”と世界一走行時間が長いと自称している「サンダーヒル25時間レース」なんかを見に行くのも楽しいかも。
(終わり)
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