MT車は将来“絶滅”ではなく機械式時計のように“高級化”する。今しか買えないお手頃なMT車は?
掲載 carview! 文:編集部 89
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今や免許を「AT限定」で取る人が7割超。そんななか、国内新車市場でMTの乗用車は風前の灯となっている。では、このままMTは市場からフェードアウトしてしまうのか。海外の動向も踏まえて今後の展開を予想してみよう。
まず、いま新車で買える乗用MT車を挙げると、下記のようになる。※限定生産モデルなどは除く。
●トヨタ
ヤリス、GRヤリス、カローラフィールダー、GR86、GRスープラ
●レクサス
LBX MORIZO RR
●日産
フェアレディZ
●ホンダ
シビック、シビック タイプR、N-ONE
●マツダ
マツダ2、マツダ3、ロードスター
●スバル
BRZ
●スズキ
ジムニー、ジムニーシエラ、ジムニーノマド、ワゴンR、スイフト、スイフトスポーツ
●ダイハツ
コペン
日本車の代表的メーカーのひとつでもある三菱は既に乗用MT車を国内で販売していない。さらに、軽、ニッチなスポーツモデルおよびスポーティグレードを除き、足代わりに使える実用車という目線で絞り込むと、ヤリス、カローラフィールダー、スイフトとスイフトスポーツ、マツダ2、マツダ3の5車種まで減ってしまう。
しかも、このうちカローラフィールダーのMTはほぼ商用車仕様で、2025年10月には生産終了も決定している。実質的にはヤリス、スイフト、マツダ2、マツダ3の4台と言っていい。
(次のページに続く)
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