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プリウスの魅力をグレード別に紹介。各グレードの違いや見分け方とは?【購入ガイド】

プリウスの魅力をグレード別に紹介。各グレードの違いや見分け方とは?【購入ガイド】

プリウスはトヨタが販売する人気のハイブリッド車です。燃料価格の高騰などを理由に、プリウスの購入を考えている方もいるでしょう。しかし、どのようなグレードがあるのか、良く分からない方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、プリウスのグレードごとの違いを紹介します。最新のグレードを掲載しているので、ぜひチェックしてみてください。

プリウスのグレードは大きく4種類がある

4代目の現行プリウスは2015年に販売が開始されました。現在新車購入可能なプリウスのグレードは、「E」「S」「A」「Aプレミアム」の4つです。

Eを除く他のグレードには、シート・ホイールサイズ・内外装をよりバージョンアップさせた「ツーリングセレクション」が設定されています。他にも、AとSに「ツーリングセレクション・Black Edition」、Sには「Safety Plus II」があります。また、E以外の全グレードでは、2WDと4WD(E-Four)が選択可能です(詳しくは後述)。

プリウスのグレード「E」はエントリーモデル

Eはプリウスのエントリーモデルです。他のグレードに比べて装備が簡素化されていますが、他のグレードにはない魅力を持っています。Eグレードならではの2つの特徴をご覧ください。

燃費性能がもっとも高い

Eは全グレードの中でもっとも燃費性能が優れています。WLTCモードで32.1km/Lに到達するのはEのみです。これは車両重量が関係しており、他のグレードが1,350kg~1,460kgであるのに対し、Eは1,320kgと軽量です。装備品を最小限に抑えたメリットとも言えるでしょう。燃費性能を最優先したい方にはEがおすすめです。

充実の予防安全技術も備わっている

エントリーモデルでありながら、トヨタセーフティーセンスやヒルスタートアシストコントロール、パーキングサポートブレーキといった安全装備は備わっています。

トヨタセーフティーセンスとは、歩行者や自転車との衝突を回避するプリクラッシュセーフティーや、レーダークルーズコントロールがパッケージングされた予防安全技術です。

ヒルスタートアシストコントロールは坂道からの発進時に後退するのを防ぎ、スムーズな発進をサポートします。パーキングサポートブレーキは踏み間違えによる事故を防ぐ機能です。

プリウスのグレード「S」は実用性がアップした標準モデル

続いて紹介するグレードは、Eよりも実用性をアップさせたSです。エントリーモデルのEにはなかった収納スペースが確保されていたり、ステアリングホイールにも違いがあったりします。

収納力がアップ

Eにはなかった収納スペースが増設されています。例えば、運転席と助手席間のコンソールボックスです。Eではカップホルダー2個付きのコンソールボックスでしたが、Sには大型コンソールボックスとカップホルダー2個付きのコンソールトレイが装着されています。

荷室には荷物を隠せるトノカバーが標準装備されており、防犯性が高まります。日光も遮れるため、買い物の帰りに食品を陰に置きたい場合に重宝します。

快適な運転をサポートするステアリングホイール

Sのステアリングホイールには合成皮革素材が使用されており、質感がアップしています。また、昇温・降温抑制機能も備わっているため、暑すぎてステアリングホイールが触れないといったことや、冷たいステアリングホイールを握ってストレスを感じることも防げるでしょう。

プリウスのグレード「A」はより高級感がアップ

Aは、EやSからさらに安全性能などの装備が充実しています。内装の高級感も増しており、ロングドライブでも快適に過ごせるでしょう。

インテリアの高級感がアップ

Aのシート素材はEやSのようなファブリックが使用されていますが、同じファブリックでもAに使用されているのは上級ファブリックです。運転席には8ウェイの電動式シートが採用されており、前後スライド・シート上下・リクライニング・チルトアジャスターをスイッチ操作のみで調節できます。

ナノイーも標準装備されています。エアコン吹き出し口から発生する微粒子イオンにより、ウィルスや菌の活動の抑制や室内の脱臭効果が期待できる機能です。

安全技術が追加

Aにはブラインドスポットモニターが追加されます。ブラインドスポットモニターとは、ドアミラーでは見えない死角となる位置に存在する車をレーダーで検知し、インジケーターを点灯させてドライバーに存在を知らせるものです。

ブラインドスポットモニターの他にも、ヘッドアップディスプレイや後退時に左右後方から接近する車の存在を知らせるリアクロストラフィックアラートも追加されます。

プリウスのグレード「Aプレミアム」はハイエンドモデル

Aプレミアムは、大きく4つに分けられるプリウスのグレードの中でもっとも装備が充実したハイエンドモデルです。Aプレミアム専用のメーカーオプションを装着できるなど、他にはない魅力を交えながら特徴を紹介します。

最上級グレードにふさわしい装備が魅力

これまで紹介したグレードのシート素材には合成皮革やファブリックが使われていましたが、Aプレミアムは本革のシートです。運転席と助手席にはベンチレーション機能もある快適温熱シートも搭載されています。これにより、季節にかかわらず快適にドライブが楽しめるでしょう。

開放感と明るさがアップするムーンルーフの追加も可能

Aプレミアムはメーカーオプションを活用して、チルト&スライド電動ムーンルーフに変更が可能です。通常のルーフからムーンルーフに変更することで、外部からの光を取り入れられます。天気の良い日は、車内が明るくなるだけでなく、開放的なドライブが楽しめるでしょう。夜には車内から星空の観察も楽しめるため、車中泊する方にもおすすめです。

専用デザインを採用したプリウスのグレード「ツーリングセレクション」

ここから紹介するのは、ツーリングセレクションです。上記で紹介したS・A・Aプレミアムをそれぞれベースに、スタイリッシュにデザインされています。ベーシックなグレードよりも、ワンランクアップさせたプリウスに乗りたい方に最適です。

目を引くスタイリッシュな専用デザイン

ツーリングセレクションは外観だけでも他のグレードとの違いに目を引かれるでしょう。例えば、足回りには215/45R17のツーリングセレクション専用アルミホイールを装着しています。他のグレードよりもタイヤサイズが大きいだけでなく、ブラック塗装・チタン調塗装樹脂加飾バーツ付きのため、スタイリッシュな印象を感じられるのがポイントです。

この他にも、LEDアクセサリーランプ、ブラック塗装されたリアバンパーが装着されるなど、ツーリングセレクションならではの装備があります。

プリウスの各グレードからワンランクアップしたい人におすすめ

ツーリングセレクションは、各グレードをベースにワンランクアップした装備が使用されています。Sのシート素材はエンボス付きのファブリックですが、Sツーリングセレクションは合成皮革です。この他、コンソールボックスの素材も質感があります。

プリウスのグレード「Safety Plus II」と「ツーリングセレクション・Black Edition」は特別仕様車

プリウスには前述したグレードと別に、特別仕様車があります。プリウスの特別仕様車は安全性能を充実させた「Safety Plus II」と、気品あふれるブラック加飾が魅力の「ツーリングセレクション・Black Edition」です。ここからは、それぞれの魅力を紹介します。

ユーザーの安心に特化した「Safety Plus II」

Safety Plus IIとは、グレード「S」をベースにした特別仕様車です。Sにはない機能や装備がSafety Plus IIには備わっています。トヨタセーフティーセンスを標準装備し、安全性能を高めている点が大きな特徴です。

また、Sはメーカーオプションを利用すればLEDフォグランプを装着できますが、Safety Plus IIは標準装備となっています。雨滴感応式のオートワイパーもSafety Plus IIにはあらかじめ備わっている機能です。

ブラックカラーの加飾が渋い「ツーリングセレクション・Black Edition」

SツーリングセレクションとAツーリングセレクションをベースに、内外装さまざまなパーツにブラックの加飾が施されているグレードです。外装面では、ヘッドライト・アルミホイール・サイドポンツーン・センターピラーガーニッシュ・リアバンパーにブラック加飾が施されています。

内装面でブラック加飾されているのは、シート・シフトノブ・フロントコンソールトレイです。この他にもアルミペダルを採用するなど、スタイリッシュにデザインされています。

プリウスのグレードによる違いは?燃費と車体価格をチェック

ここからは、燃費や価格にどれほどの違いがあるのかを紹介します。決まった予算内からグレードを絞る方や、燃費性能を優先させたい方もいるでしょう。ハイグレードになるほど燃費性能が上がるわけではありません。

気になる燃費性能の違い

下記はグレード別の燃費性能(WLTC・km/L)の一覧です。

グレード2WD4WD
E32.1
S30.828.3
A同上同上
Aプレミアム同上同上
S “Safety Plus II”同上同上
S “ツーリングセレクション”27.225.4
A “ツーリングセレクション”同上同上
Aプレミアム “ツーリングセレクション”同上同上
S “ツーリングセレクション・Black Edition”同上同上
A “ツーリングセレクション・Black Edition”同上同上

新車価格の一覧表

下記はグレード別の新車価格(税込)の一覧です。

グレード2WD4WD
E259万7,000円-
S273万1,000円292万9,000円
S “Safety Plus II”281万4,000円301万2,000円
S “ツーリングセレクション”290万2,000円310万円
S “ツーリングセレクション・Black Edition”294万7,000円314万5,000円
A300万4,000円320万2,000円
A “ツーリングセレクション”317万1,000円336万9,000円
A “ツーリングセレクション・Black Edition”321万6,000円341万4,000円
Aプレミアム333万1,000円352万9,000円
Aプレミアム “ツーリングセレクション”344万2,000円364万円

(2022年9月15日時点)

まとめ

プリウスのグレードは、大きく分けて「E」「S」「A」「Aプレミアム」の4つがあります。他の人とはできる限りかぶりたくないといった方には、専用デザインを施したツーリングセレクションや、特別仕様車を候補に入れましょう。

Eは2WDの設定のみです。4WD(E-Four)を選択したい方は、E以外のグレードを選ぶのもおすすめです。いずれのグレードも中古車市場で流通しています。選択肢の幅を広げたい方は、中古車市場もチェックしてみてください。

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