エキシージS試乗、ロータスらしさは健在か?
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:篠原 晃一
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さてそのエキシージS、いかなる成り立ちのクルマかというと、少々意外にもメインのアルミ製モノコックフレームは、エリーゼと基本的に同じものを使っている。ただしV6を搭載するために、その後方のサブフレームは専用品が新造された。その結果、ホイールベースは2370mmと、エリーゼより70mm延長されている。と同時に、前後ダブルウィッシュボーンのサスペンションも新設計されて、トレッドが42mm広がった。
その結果、FRP製ボディも主にフロントとリアの部分の幅が広がるとともに、ノーズとテールのデザインも変更されて、エリーゼよりも一段とアグレッシブなスタイリングを持つに至った。その一方で、同一のフレームを用いることから、コクピットとその周辺部分の造形は基本的にエリーゼと変わっていない。ボディサイズは4080×1800×1130mm、背の低さは変わらないまま、今や長さは4mを超えるに至っている。
ミドシップに搭載されるV6エンジンは、VVT-iを備えるトヨタ製の3.5リッター2GR-FE型をベースに、ハロップ製スーパーチャージャーを加えるなどしてロータスが独自にチューンしたもので、3456ccから350ps/7000rpmと40.79kgm/4500rpmを発生する。実はこのエンジン、エヴォーラS用と共通のものだという。ギアボックスもトヨタ製にロータスが独自のギア比を与えたクロースレシオ型6段MTで、2ペダル仕様の設定はない。
注目の車重は、1180kgという数字になった。1.6リッターの素のエリーゼが900kgだからその280kg増しで、ロータスとしては軽い方ではないが、3.5リッターエンジンの現代のロードカーとしては、最も軽いクルマのひとつだ。結果、0-100km/h加速4.0秒、最高速274km/hという、ロータスのイメージを大きく超えるパフォーマンスを持つに至った。ちなみに3.4リッターNAたるポルシェ ケイマンSのMT仕様は、5.0秒と283km/hだ。
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