エレガント路線から転換 XJRに見る新生ジャガー
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:吉田 宏隆
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XJシリーズ。これはもう文句なしに「乗り味世界一」のクルマだ。超高速域でのスタビリティはSクラスや7シリーズ、A8といったドイツ勢にリードを許すが、日常領域での気持ちよさはXJの勝ち。ステアリングを保持し、切り込み、アクセルを踏み込む……そういったひとつひとつのアクションを起こすたびに、また路面の突起を乗り越えるたびに「エレガントであれ」「スポーティであれ」という、創始者サー・ウィリアム・ライオンの目指した伝統のクルマ作りがハッキリと伝わってくる。
2003年のデビュー直後に試乗したとき、「この気持ちよさは一体なんなんだろう?」「この乗り味はラグジュアリーサルーンの理想型だよね」と感動しまくりながらカービューの編集長に話したことがある。ただ、XJの悩みはそういった魅力がわかりにくいところ。「アウトバーンで鍛えられた走り」という明確な価値観をもつドイツ勢と比べると、「エレガントなスポーティ」というジャガーの価値観は乗ってみなければ絶対にわからない。いや、乗ってみてもわからない人にはわからないかもしれない。とくに劇的な速さやクイックなハンドリングという、わかりやすさを好む人には…。
そんななか、07年7月にマイナーチェンジをしたXJシリーズは、よりアグレッシブなデザインを身に纏ってきた。大きく口を開けたフロントバンパー、サイドパワーベント、ルーフアンテナ、リアスポイラーなど、従来のエレガント路線から大きく舵を切ってきたのだ。その変貌ぶりは劇的で、普通のXJですらMC前のXJRよりアグレッシブな表情をもっているほど。今年発売が始まるXFでもその傾向は顕著だが、今後のジャガーのクルマ作りはエレガンスよりアグレッシブ、アンダーステートメント性よりわかりやすさを重視したものになっていきそうだ。
では走りの面ではどうなのか。XJシリーズ最強のXJRをテキストに、その世界観を見ていくことにしよう。
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