【ソアラのライバル】40年以上前に洗練の“超高速ドライブ”ができたロータリー搭載「コスモ」の悲運とは?
掲載 carview! 文:横田 宏近 39
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世界で唯一マツダが量産化に成功した「ロータリーエンジン」は、圧倒的なスムーズさとパワーでドライバーを魅了した。しかし、時代が求める効率(燃費)という点で大きな課題を抱えていた。その結果、動力源としては「RX-8」を最後に表舞台から退いていた。
だがマツダはロータリーを捨てたわけではなかった。そのコンパクトさとスムーズさを武器に、PHEVであるMX-30 Rotary-EVの発電ユニットとして復活させたのだ。
搭載するロータリーエンジン(8C型)は新開発の830cc。走行状況に応じて始動し、バッテリーに電気を蓄える。かつてのパワフルな動力源としてのロータリーを知る者としては、ちょっぴり寂しいが、ロータリー復活は素直に嬉しい。
ごく最近に限っても、次世代スポーツコンセプトカー「アイコニックSP」で復活の噂が盛り上がるなど、いまだに多くのクルマ好きを魅了するのが、マツダのお家芸とも言えるロータリーエンジンだ。
今回はそんな今から40年以上も前にデビューし、リトラクタブルライトや現代にも通じそうなモダンなフラッシュサーフェースのボディをまとった時代を先行し過ぎてしまった悲運のモデルを紹介しよう
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