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【ソアラのライバル】40年以上前に洗練の“超高速ドライブ”ができたロータリー搭載「コスモ」の悲運とは?

リトラクタブル式ヘッドライトが特徴の空力フォルム

3代目コスモの特徴は、空力フォルムの採用だった。リトラクタブル式ヘッドライトを持つダイナミックな造形で、当時としては徹底した空力対策を施していた。Cd値0.32という優れた空力係数は、ロータリーターボのポテンシャルをさらに際立たせた。

ターボはとにかく速かった。あくまでスムーズで、しかもターボによるパンチ力を備えたロータリーエンジンは、7000rpm以上まで一直線にパワーが上昇。5速MT仕様の走りは刺激的だった。エンジンを3000rpm以上のパワーゾーンにキープすると、加速力は格別だ。

スピードの伸びがよく、速度リミッターを解除したテスト車では、瞬く間に時速200kmでのクルージングの世界にドライバーを誘った。まさに国産最速クーペの称号を持つ生粋のスポーツクーペだった。

印象的だったのはその静粛性だ。高回転域でもエンジンは独特のハミング音を奏でるだけで、入念な空力対策により風切り音も少なく、速度を感じさせないリラックスした超高速クルージングが可能だった。

コスモが提供する走りの世界は、レシプロエンジンと明らかに違う、軽快でいながら洗練された独特のものだった。

足回りはフロントがストラット式、リアがセミトレーリングアーム式の4輪独立で、タイヤは60扁平のワイドサイズ。その高い高速性能に対応して硬めに設定されていたが、乗り心地にも配慮したセッティングだった。

弱点として限界時の挙動のナーバスさが指摘されていたものの、日常使用ではロードホールディングに優れた足回りだった。

(次のページに続く)

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