【ホンダがEVでやってくれた！】 「スーパー ワン プロトタイプ」を世界初公開。令和の“ブルドッグ”が2026年日本を皮切りに発売

スーパー ワン プロトタイプ

仮想シフトとサウンドでEVの“操る喜び”を再現

スーパー ワン プロトタイプのデザインは、走りを予感させるロー＆ワイドスタンスを採用。

ワイドなトレッドを包み込む張り出したブリスターフェンダーが力強い存在感を演出し、フロントとリアにはエアダクトを組み込んだ専用エアロデザインを採用。空力性能と冷却性能を両立させつつ、ホンダらしい機能美を表現した。

インテリアは、ドライバーが運転に集中できるよう水平基調のインストルメントパネルを採用し、専用スポーツシートは高いホールド性とブルーのアシンメトリー配色で遊び心を加えた。デザイン全体で「走りへの期待感」を高める構成となっている。

最大の特徴は、専用開発の「BOOSTモード（ブーストモード）」である。

このモードでは出力を拡大し、EVパワートレインの性能を最大限に引き出すことで、力強く鋭い加速を可能にする。

さらに、仮想有段シフト制御とアクティブサウンドコントロールシステムを連動させることで、有段変速機を備えたエンジン車さながらのシフトフィールとサウンドを再現。EVでありながら“エンジンを操る感覚”を味わえる仕組みとなっている。

これは、ホンダ「プレリュード」に搭載された疑似8速有段ギア「S+ Shift（エスプラスシフト）」に続くバーチャルなギミックとして、スーパー ワン プロトタイプにも採用されたものだ。

スーパー ワン プロトタイプの量産モデルは2026年に日本での発売を皮切りに、英国・アジア市場で展開を予定。日本やアジア太平洋地域では「Super-ONE（スーパー ワン）」、英国では「Super-N（スーパー エヌ）」として販売される計画である。

（終わり）

（写真：ホンダ）