新型Cクラス海外試乗。清水和夫が語る
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:メルセデス・ベンツ日本
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:メルセデス・ベンツ日本
ガソリンエンジンの主力は2リッターと1.6リッターターボのC250/C200とC180だ。試乗したのはC250。Eクラスで採用されるリーンバーンターボだが、350Nmのトルクを絞り出し十分な加速力をもっている。7速トルコンATとのマッチングもいい。3リッターV6ターボはC400としてアメリカ中心に市販されるが、日本には導入されないだろう。
だが、私が感じた本命は2.2リッターのディーゼルだった。日本には一年くらい遅れて導入されそうだが、500Nm級のトルクを4気筒エンジンで味わえるし、ガソリン車よりも車格が高く感じたのだ。嬉しいことに右ハンドルの4マチックもラインアップに用意されるので「右ハンドル+ディーゼル+4マチック」という黄金のトリオが提供される。
エア・サスペンションに設定されるダンパーはコンフォートとスポーツに切り替えることができる。オプションのAMGパッケージでは19インチのランフラットタイヤを履くが、このタイヤとエア・サスペンションの組み合わせは少しミス・マッチだと思った。バネ上のボディがコンフォートモードでは抑えられない。だからといってスポーツモードにすると、少し荒れた路面ではタイヤの硬さが目立ってしまう。
一方、ノーマル18インチのノン・ランフラットタイヤならエア・サスペンションとのマッチングは抜群だ。しなやかさと強靭さが見事にバランスしている。ハンドリングは俊敏でSやEクラスでは味わえないスポーティな走りを見せる。
また、自動ブレーキを含めたドライバーアシストはほとんどがSクラスと同じだが、自動でステアリングを操舵する技術はそこに少し違和感があった。日本への導入時には修正されることを期待したい。
新型CクラスはBMWのような“楽しさ”というより、“安心感と快適性”という部分で突き抜けている。この領域ではもはやライバルは存在しないのではないだろうか。この秋に登場すると言われるC63AMGが気になってきた。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
トヨタの新型EV『bZ3X』に採用、エアコン送風口に「超薄型レジスタ」…豊田合成が開発
電気自動車の新たな可能性を見出す痛快BEVスポーツ。ル・ボラン編集部が選ぶ! 「EVアワード」ヒョンデ・アイオニック 5 N
「BEVは雪道に強い」はホントか。ボルボの後輪駆動BEV、EX30でモーター駆動制御の所作を体感
「これがジャガー?」ポップな丸文字ロゴに昔からのファンはビックリ! 英国の伝統「ジャガー」が新たに目指すものとは?
角田裕毅、F1開幕戦初日は4番手好発進! しかしチームも平常心「バランスも特に問題ない。集中し続けていくだけ」
光岡『ファイナル ヒミコ』発表、17年の歴史に幕 中古車ベースで生産
キモチいいステーションワゴン!──新型トヨタ クラウン・エステート試乗記
10%の英ドライバーは故障につながる、ある単純な部品を一度も点検していない!?
バイクのある日常をテーマにしたイラスト展「HAVEABIKEDAY.Vol.7」がユナイテッドカフェ世田谷店で3/19~31まで開催!
新しい「“マイナ”免許証」まもなく交付スタート! これまでにない「カード一体化」でどんなメリットがある? 「更新が楽」「ちょっと安くなる」ことも 特徴は?
ランエボ使いが[ドイツ製スポーツカー]を20年以上も相棒にした本当の理由ってなんだ?
「フォルクスワーゲン・IDバズ カーゴ」が「フリート ニュース アワード 2025」で「ベスト スモール バン」に選出
【実際どうなの?】「WR-V」オーナーのガチな本音…コスパは魅力的。でもやっぱり“割り切り”が必要!
「ジムニー」の“進化”を大胆予想。軽、3ドアのシエラ、5ドアのノマドときたら…次はピックアップトラックで決まり⁉︎
やっと出た「エステート」にもマット塗装追加! “ザ・クラウン”でしか買えない特別仕様車は今夏発売
【やっと】「エステート」発売。フルフラットな広大ラゲッジで史上最もアクティブなクラウン…635万円から
欲しくても買えない…注文殺到で長納期化の「ランクル」や「ジムニー」。なぜメーカーは増産しないのか?
レクサス「LM」が前年比477%増と売れまくり。1500万円超の高額車をヒットさせるトヨタの“したたかさ”
“トランプ関税”で次期シビックがメキシコ産から米国産に?「アメリカ・ファースト」が日本車に与える影響とは
【1年半遅れ】今春登場の新型「ムーヴ」…HEVナシ、20万円値上げも“スライドドア採用”で一発大逆転へ
「やっちゃえ日産」よ再び! 余計なお世話は承知の上で、今必要なのはe-POWERだけじゃなくてこんなクルマ
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!