新型ホンダ「プレリュード」が目標の8倍受注でスタート！ 走りは満点、でもココが惜しい「電動シート」と「スケベレバー」

ホンダ プレリュード

助手席スイッチ復活を！伝統と遊び心を令和仕様で

そのうえで、筆者がプレリュードに加えるべきと思う装備はさらにあります。それはなんといっても「運転席から助手席を倒す仕掛け」。初代から4代目までのプレリュードにはもれなく備わっていた、すなわちプレリュードの伝統を感じさせるアイテムなのですから。

何を隠そう、同じくホンダの「アコード」には助手席背もたれの運転席側側面に電動でリクライニングとスライドを調整するスイッチが組み込まれています（アコードのみならずトヨタ「クラウン」のような上級セダンに採用例が多い）。

それをプレリュードに組み込めば“令和のスケベレバー”の復活です。遊び心を忘れないホンダの流儀として面白いのではないでしょうか。

でも実は、本音いえば、筆者がプレリュードに組み合わせて欲しいのは「シビック タイプRのエンジンとトランスミッション」。

ハイブリッドではなくコンベンショナルなエンジンとMTの組み合わせで、タイプRよりは少し足回りをコンフォート寄りにした「タイプ S」として追加したら楽しいと思いませんか。

そして「プレリュードは先進のハイブリッドモデルとエンジンを極めたガソリン車が同価格で選べます」なんて売り出したらとっても魅力的ではないでしょうか。

シビックもプレリュードもプラットフォームのみならずシャシーは基本的に共通なのでメカニズム的には搭載できるはずですし。どうでしょうかね？

（終わり）

（写真：ホンダ）