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新型シトロエンC3は、デザインと同じく走り味もユニークだった

なにやら愉しそうな雰囲気

7月の初めに東京でプレス発表会が開かれた新型シトロエンC3は、そのユニークなエクステリアデザインでクルマ好きの興味を惹きつける魅力を持つクルマだった。コイツを生活の一部に採り込んだらなにやら愉しそう、という気にさせるクルマだったのだ。

2段構えのグリルとライトをもつ分厚いボンネットに始まるそのスタイリングは、やや高めの全高や、ボディサイドの前後ドアに掛けて備わるエアバンプと呼ばれるプロテクションモールのためもあって、ひと足先に発売された同社のC4カクタスとも共通する、ハッチバックというよりもむしろSUV風な雰囲気を大きな特徴としている。

C3のポジションはシトロエンのBセグメントカーだから、フォルクスワーゲンでいえばポロに相当する。C3のボディサイズは、3995×1750×1495mm、ホイールベース2535mmというもので、現行ポロは2009年デビューのクルマゆえ今日の標準より小さいが、ポロと比べると全長は同じ、幅は65mm広く、背が35mmほど高いことになる。

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