ホンダ クラリティPHEVは今出すべき高級セダンだったのか?
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:小林 俊樹
充電して電気自動車として走れる一方、電池が減ってきたら通常のハイブリッドモデルのようにエンジンを稼働させてガソリンで走る。この“外からプラグイン(充電)できるハイブリッド”=PHEV、PHVは、知るほどにコンセプト設計が難しい製品だ。EV航続距離をどうするか、急速充電に対応するのか、エンジン排気量の選定や、そもそもどのようなハイブリッド形式にするかなど、パッケージの選択肢は無数にある。しかも、その時々の背景や各国の支援策が絡んできて、さらに複雑になる。
そんななか、ホンダから登場した「クラリティPHEV」には「あと1、2年でも早く登場していれば…」という歯がゆい思いを抱いてしまった。まだ街中を走っているPHEV車両の台数は少ないとはいえ、このところ幾つかのメーカーがPHEVモデルを揃えはじめているから、話題性もいささか乏しい。注目される機能や個性が少なければ、次世代車に乗り替えるだけのモチベーションが弱くなるものだ。
もちろん、電気だけで航続距離100kmオーバーの実力を備えていることはクラリティPHEV最大の特徴として挙げられる。いま販売されているPHEVのなかで、このEV航続距離がトップランナーであることは事実だ。
しかし、充電環境がマンション等で整わなかったり、環境的には可能でも毎回充電なんて面倒くさいと感じている人も多いなど、まだ今の市場環境を踏まえると、航続距離の長さの前に、何かもっとホンダらしい仕上げがあったように思えてならない。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
公取委が「下請いじめ」防止へ法改正検討、トラック荷主の運賃「買いたたき」も規制強化[新聞ウォッチ]
ピニンファリーナの次世代電動SUV『プーラ・ビジョン』、欧州初公開 5月24日
「後席シートベルト」なぜ装着率が低い? 高速道路の渋滞でも外すのはNG! 危険すぎる“非装着”の実態とは
停車中に動かない? なぜバイクにはクルマのようなパーキングブレーキがないのか?
アレイシ・エスパルガロ、今季限りでMotoGP引退。カタルニアGPで発表
【新車価格情報】国産車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年5月20日時点
後方車両の接近が「耳」で直感的にわかる、ヤマハの新技術「感覚拡張HMI」のねらい…人とくるまのテクノロジー展 2024
5速MT搭載! スズキが「大きなワゴンR」実車公開!「軽自動車」超えたビッグサイズに「最新技術」採用したニューモデルとは
【バイクにとってはマジで危険!】「動物飛び出し注意」の標識は想像以上にバリエーション豊富
世界最古のバイクの公道レース「マン島TTレース」が今年も開催 2024年5月27日から
新型EVミニバンは航続337km、フォード『Eトランジット・カスタム』新型…欧州発売
コネクテッドサービスと安全装備が充実しても補助金使えば200万円から! 一部改良で「ekクロス EV」はさらに人気街道まっしぐら
【予算もサイズも性能も好敵手】アルファロメオ「ジュニア」とレクサス「LBX」買うならどっちだ
【購入前にマストで訪れたい】LBXの世界観を体感できるポップアップ展示が世田谷にオープン
シビックがイメチェン&出力アップ! スポーティな25年モデルが米で公開。日本にも近々上陸か
【若手も中堅も不足中】“クルマ離れ”はある意味ラッキー! 自動車メディアを目指す人必見の業界事情とは?
218万円の激安カローラクロス「G“X”」はアリかナシか? 装備をチェックしてみた!
【悲報?】販売好調の人気SUV「ヴェゼル」が商品改良で“大穴グレード”を落とした大人の事情
「シエンタ」が商品改良。変更点は少ないが、ハイブリッド7月、ガソリン8月と納期が大きく改善
イタリア語で「12気筒」を意味する新型フェラーリは「デイトナ」似。SDGs時代もV12は不滅?
【円安効果はごく一部!】国産自動車メーカー好調の理由は日本お得意の“着実な積み重ね”にあった