販売絶好調の「ルーミー」。新型はハイブリッド搭載で2023年中に登場か
掲載 carview! 文:ピーコックブルー/写真:トヨタ自動車 102
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軽ハイトワゴンとコンパクトカーの魅力を兼ね備えたトヨタ「ルーミー」は、2022年の新車販売台数ランキングで乗用車全体の4位にランクインするなど、世代を問わず高い人気を誇る1台です。
そんなルーミーも、兄弟車のダイハツ「トール」同様、2016年11月のデビューから6年あまりが経過し、そろそろ次期型が気になる頃となってきました。
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現行のルーミーは、2020年にマイナーチェンジが行われており、進化した予防安全機能「スマートアシスト」が全グレード標準装備となったほか、電動パーキングブレーキや全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロールが搭載されています。
また、「アルファード」などの上級モデルにも搭載されている「ウェルカムパワースライドドア」がベースグレードを除くすべてのグレードに標準装備されるなど、使い勝手がさらに向上しています。
carview!に寄せられたユーザーレビューを見ると、やはり軽自動車のような使い勝手でありながら、軽自動車よりも余裕のある室内空間を評価する声が多いようです。
また、昨今の新車のなかでは珍しくなった、200万円前後の予算で購入できるモデルであることから、セカンドカーとして最適な1台と評する声も見られます。
一方、現行のルーミーは1.0Lの直列3気筒ガソリンエンジンのみのラインナップであるため、燃費性能や走りの非力さを感じるなど、長距離ドライブには向かない点を指摘するユーザーも少なくないようです。
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すでに登場から6年以上が経過しているルーミーですが、早ければ2023年内にもフルモデルチェンジが行われる見込みです。
次期ルーミーとトールについて、現時点ではトヨタやダイハツから正式なアナウンスはありません。しかし、関係者からの情報や既存モデルの動向などから、次期ルーミーの姿を垣間見ることができそうです。
次期ルーミーでは、「ミニバンの魅力をコンパクトカーに凝縮したトール2BOX」という現行ルーミーの特徴を引き継ぎつつ、新型プラットフォームの採用による基本性能の向上や、最新の機能装備の追加が行われると予想されています。
次期ルーミーの開発・生産は、引き続きダイハツが担う予定です。ダイハツでは、「タント」をはじめとする主力モデルに「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」という新しいクルマづくりの考え方に基づく新型プラットフォームを採用していますが、次期ルーミーにもDNGAプラットフォームが採用されると見られています。
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軽自動車以外で「DNGA」に基づく新型プラットフォームが採用されたモデルとしては、2019年に発売されたトヨタ「ライズ」と兄弟車であるダイハツ「ロッキー」が挙げられます。そのため、ライズとロッキーを見ることで、次期ルーミーおよびトールの姿を予測することが可能となります。
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「DNGA」を採用したライズは、広い室内空間と快適な乗り心地、高い燃費性能を兼ね備えたコンパクトSUVとして人気を博し、2022年の新車販売台数は乗用車全体の5位にランクインしています。
さらに、2021年11月にはマイナーチェンジが行われ、新開発のハイブリッドシステム「e-SMART HYBRID」が追加されています。
1.2Lの発電専用エンジンとモーターを組み合わせたシンプルな構造のこのハイブリッドシステムは、完全モーター駆動によるスムーズな加速感と高い静粛性を両立し、さらにはクラストップレベルの低燃費と低価格を実現しています。
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次期ルーミーにも、「e-SMART HYBRID」が搭載されることはほぼ確実と見られます。同じハイブリッドシステムを搭載するライズハイブリッドのWLTCモード燃費は28.0km/Lとクラストップレベルですが、次期ルーミーも同程度の燃費性能となる見込みです。
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一方、ハイブリッド化で懸念されるのは車両価格の上昇です。現行ルーミーの車両価格は、156万6500円~210万円となっていますが、次期ルーミーのハイブリッド車は、220万円前後からになると見られています。
現行ルーミーから見ると割高に思えますが、比較検討されやすいトヨタ「ヤリス」や「シエンタ」のハイブリッド車と比べると、同等もしくは割安な価格設定と言えます。
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もちろん、ガソリン車も引き続き設定される見込みです。ただ、現行エンジンが引き続き搭載されると見られ、燃費性能や走行性能の大きな改善はされない可能性が濃厚です。
先進安全運転支援システムには、最新「スマートアシスト」が採用される見込みです。このなかには、駐車時に音声案内やモニターガイド、ステアリング操作でドライバーをサポートする「スマートパノラマパーキングアシスト」も含まれる予定です。
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内外装のデザインについては、現時点では不明確な部分も少なくありません。
トヨタのラインナップのなかでは、比較的マイルドなデザインとなっている現行ルーミーですが、かつてはより押し出しの強いフロントマスクが特徴の兄弟車として、「タンク」がラインナップされていました。
しかし、販売チャンネルの統合などから2020年のマイナーチェンジとともに生産終了となり、現在は押し出し感の強い「ルーミーカスタム」が設定されています。
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幅広いユーザーをターゲットにしているルーミーだからこそ、さまざまなバリエーションが必要不可欠であることは言うまでもありません。
ただこうした経緯があるため、カスタム系は引き続きラインアップされることが濃厚ながら、現時点では次期ルーミーの兄弟車が設定されるのかについては明らかになっておらず、続報が待たれます。
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