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変わってないようで、実は大きく変わった新型ロードスター。9年目で初の大幅改良に踏み切ったワケ

ピュアエンジン・ロードスターに突きつけられる現実

前述の通り、ライバルというライバルが存在しないロードスターにとっての最大の敵は法規制。次に控えるのは、2026年に適応される「騒音規制 フェーズ3」だろう。

フェーズ3では、マフラー音に加え、タイヤから発する音なども対象となるため、現在の装着タイヤでは規制をクリアすることができない。タイヤが変われば当然足回りのセッティングも変更する必要に迫られ、大きな投資となる。もちろん、低騒音タイヤに変えれば確実にグリップレベルは落ちるだろうし、ロードスターもといスポーツカーにとっての生存条件はますます厳しくなる。

もちろん、この規制はロードスターだけでなく市販車全てに適用されるので、マツダとしても社を挙げて対応を進めていく方針だが、さらにマツダは現在、2030年までにすべてのモデルを電動化する方針を掲げており、ピュアエンジン・ロードスターの寿命は残すところわずかとなっている。

◎あわせて読みたい:
>>【ファンも待ち疲れた?】噂の“2リッター幌モデル”「ロードスター」は国内販売されるのか

恐らくマツダは今後も、ロードスターの火を絶やすことはしないだろうが、軽量コンパクトで安価なオープンスポーツという唯一無二の個性と楽しさを味わえる時間は刻々と少なくなってきているのが現実だ。

奇しくも2025年はNDロードスター10年目のアニバーサリーイヤー。これまで節目節目で特別仕様車を出してきたマツダなので、何かしら魅力的なモデルが出ることを期待してしまうのだが、クルマ好きが望む望まないに関わらず、もう躊躇する理由も、迷っている時間もないのである。

<終わり>

>>ロードスターってどんな車? 価格やスペックはこちら
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みんなのコメント

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  • 2024/2/08 04:50

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    世界的にスポーツカーは価格が恐ろしいほどに跳ね上がっている。

    身近なものではなくなっていく中で、日本でも同様のことは起きているが世界に比べるとまだ身近な価格と言える。

    中でもロードスターはぎりぎり二百万円台で購入てきるのが素晴らしい。

    アフターパーツメーカー勤務だが、NAエンジンのためにパワーアップパーツはほとんど売れない。足回りも特に純正アームが優秀過ぎて調整式もほとんど売れない。
    正直なところパーツメーカー泣かせではあるが、こういうクルマの存在のお陰で、若い人もスポーツカー購入をしてくれており大切な存在。

    スイフトスポーツもそういう意味では素晴らしいが、ロードスターはそのシルエットがロングノーズ、オープンというクルマに興味のない人にもわかりやすい王道のかたちをしている。

    トヨタ、日産ではもうこの価格帯では出してこないので、最後の砦として頑張ってほしい
  • 2024/2/08 08:24

    違反報告

    街なかでRF見かけるけど、カッコいいなぁ〜

    家族構成、駐車スペース、何より先立つものがないから買えないおとーちゃん
  • 2024/2/17 06:35

    違反報告

    あと10年以上作りたいと言われてるので、まずは安心。

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