【ボクらが憧れた日産を振り返る】S13シルビア、パルサーGTI-R、Z32、R32型GT-R…そしていま必要なのも“憧れのクルマ”でしょ!
掲載 carview! 文:工藤 貴宏 97
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トヨタ「セルシオ」やホンダ「NSX」、そしてマツダ「ユーノスロードスター」など後世に語り継がれる名車たちが発表された1989年は「日本車ビンテージイヤー」なんて呼ばれたりしています。Z32型の「フェアレディZ」が発売されたのもそんな1990年。気がつけば、あれから35年も経つんですね(遠い目)。
中学生だった筆者はただただ憧れましたよ。圧倒的なデザイン力。とにかく低いフロント(ヘッドライトはその後、部品としてイタリアのスーパーカーに使われた)だけでなく、ワイドで背が低いプロポーションはまるでスーパーカー(のように思えた)。街で見かけると、まるで美女に遭遇したかのような幸せな気持ちになったものでした。
当時は「(Z32を)買うならやっぱりターボエンジンだよね」なんて買えもしないのに思っていましたが、今にして思えば自然吸気エンジンをMTでサラリと乗るのもいいですね。「スポーツカーに乗ろうと思う。」というキャッチコピーのテレビCMや新聞広告もカッコよかったなあ。(次のページに続く)
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