ミトの魅力が急上昇! マルチエア+TCT搭載
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:FCAジャパン
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なぜこのドライブトレーンが先進的なのか? それは何といっても組み合わせるパワーユニット『マルチエア』が、実にきめ細やかなバルブ制御テクノロジーを有しているからに他ならない。マルチエアは、吸排気バルブのリフトや開閉時間を可変させる仕組みを持つ。これはBMWのバルブトロニックや日産のVVEL(ブイベル)などと同じだ。
が、しかし、BMWや日産のバルブ制御はカムシャフトを介して行われるのに対し、アルファロメオのマルチエアは吸気バルブを油圧駆動するのが特徴。これによってカムシャフト駆動よりも、よりきめ細やかで緻密な制御を可能とする。スロットルを配してバルブのリフトや開閉時間で吸気をコントロールするのがこれらのエンジンの特徴だが、マルチエアではこの動作が他社より緻密。カムシャフト依存でないだけに、吸気時にバルブの開閉を複数回行うことすら可能としている。これほどまでに緻密な制御を行うガソリンエンジンはほとんどないし、しかも1.4リッタークラスのエンジンでと考えると他には皆無だ。
それゆえにアルファロメオのエンジニアは、「TCTの7速化は必要なかった」と答えたはずだ。つまり、エンジン側でより高効率かつきめ細かな制御を行っているゆえに、6速ものギアを掛け合わせればこのエンジン&トランスミッションならばかなり高効率になる、という自負だろうと思えた。
搭載される1.4リッター直4・マルチエアターボの最高出力は135ps、最大トルクは190Nm(19.4kg-m)と、これまでの「1.4 ターボスポーツ(6速MT)」に搭載されている1.4リッター直4・DOHCターボの155ps/201Nm(20.5kg-m)からすると控え目な数値となる。理由の第一はTCTのトルク許容量がおそらく250Nmあたりに設定されるからだろう。これはVWの7速DSGも同じだ。マルチエアは数値こそ控え目だが、燃費/CO2排出量は従来よりも約10%も向上すると言われる。これはマルチエア+TCTの組み合わせに加え、アイドリングストップ機構であるスタート&ストップシステムを搭載していることも効いているからだろう。
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