【何が起きた？】人気SUV「ハリアー」が4ヶ月連続で前年割れ。需要一巡も、新型「RAV4」登場で盛り返す可能性

トヨタ RAV4

需要は一巡。今後はガソリンモデルの需要が伸びる可能性も

実際にハリアーを購入したユーザーからは、「外観のかっこよさや内装の高級感に満足している」「価格と質感のバランスが良く、乗り換えもハリアーにした」といった声が聞かれ、依然として根強い人気を保っていることがうかがえます。

一方で、販売面を見ると、最新の2025年9月の販売台数も3812台で、前年比71.2％とやや落ち込みが見られ、販売店としては安定した需要があるものの、販売ペースはやや鈍化している状況であることがうかがえます。

これに対し、販売店担当者は「とくに現行型発売当初はリセールバリューが安定していることやトヨタブランドの高さから多くの注文が集中しましたが現在は需要が一巡したという印象があります」と話します。

しかし、新型RAV4のパワートレインからガソリン車が廃止されることから、ガソリン車を求めるユーザーがハリアーのガソリンモデルに流れる可能性も考えられます。

こうした状況を踏まえると、ハリアーは今後の販売に伸びしろを残していると言えるのかもしれません。

（終わり）

（写真：トヨタ）