【何が起きた？】人気SUV「ハリアー」が4ヶ月連続で前年割れ。需要一巡も、新型「RAV4」登場で盛り返す可能性

トヨタ ハリアー

販売が伸び悩んでいるのはガソリン車

あるトヨタの販売店担当者は、ハリアーの現在の販売状況について以下のように話します。

「ハリアーの現行モデルは発売からおよそ5年が経過していますが、依然として多くの問い合わせや購入検討があるモデルです。

販売が大きく落ち込んでいるわけではないものの、ガソリン車については販売がやや伸び悩んでいる印象があります。

近年では、燃費性能の高さから幅広い年齢層のお客様がハイブリッド車を選ぶことが増えており、結果としてガソリン車よりもハイブリッド車の人気が高まっています。

しかし、ハイブリッド車は430万1000円からの設定である一方、ガソリン車は371万300円からと、ハイブリッド車の方が車両価格が高くなるため、若い世代のお客様にとっては購入をためらう要素となることも少なくありません。

そのため、ハイブリッド車は移動の頻度が高い方や長距離ドライブを行う方、ファミリー層といった特定の層に購入が集中する傾向があると思います」