新型プジョーRCZ、胸高鳴るスポーツクーペ
掲載 更新 carview! 文:佐藤 久実/写真:プジョー・シトロエン・ジャポン
掲載 更新 carview! 文:佐藤 久実/写真:プジョー・シトロエン・ジャポン
タイト過ぎず、それでいてホールド感のあるシートに収まる。フルバケットではないので乗降性も悪くない。シートはもちろんのこと、ダッシュ周りも全面レザーが奢られていて、スポーティな雰囲気の中にもクオリティの高さが感じられる。インパネ内のメーター類はシンプルかつ機能的で視認性に優れ、走行時に必要な情報を効率よく得ることができる。センターコンソールのデザインも新しく、操作性も悪くない。
2+2だから、さすがにリアシートは広いとは言い難い。大人が乗るには狭いスペースだが、チャイルドシートが装着できるし、子供が乗る分には十分な広さだ。荷物を置けるという意味でも、この空間は2シーターより遙かに実用性の高いものにしている。いざという時には大人も乗れるという安心感もあるだろう。
インテリアには座った瞬間にアドレナリンが湧き出るような過剰な演出はない。むしろ、パーソナルな空間として落ち着ける快適さが心地よく思えた。トランク容量は、最大760リットルとなっている。日常の買い物には何ら不便のないスペースである。そして、リヤシートを倒せばより広いラゲッジスペースができ、プジョーの自転車も乗せられるという。さすが、自転車やスクーターも作っているメーカーの視線である。
そのルックスから、スパルタンな走り味を思い描いていたが、インテリアの雰囲気同様、走りも快適なスポーツクーペであった。何よりも、「106」や「206」のハンドリングを思い起こさせるような、プジョーらしさが凝縮した乗り味に感激した。近年のプジョーは、安全性を考えてより安定志向のハンドリングとなり、衝突安全を考えてボディサイズが大きく重くなり、グローバル化を考慮して個性的な乗り味が希薄になり…といった様々な事情で、どんどんヤンチャが影を潜め大人なクルマになっていった。
が、RCZは“濃密なプジョー”である。もちろん、時代に逆行することなく、いまどきの安全・環境性能を持ち合わせているのはいうまでもない。それでいながら、粘りのある接地感、ストローク豊かなサスペンション、フロントの高いグリップがあり、コーナーでステアすると、フロントを軸にスッとノーズが入り込み、リアが素直に追従するフィーリングなどは、まさしくプジョーだ。日本仕様のタイヤサイズは、19インチが標準。試乗では18インチも試すことができたが、走りの印象はむしろ19インチの方が良かったくらいだ。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
【新型試乗】スズキ(SUZUKI)Vストローム250SXは「オンロードメインで楽しむ扱いやすいツアラーモデル」!
中国最大の蓄電施設が稼働、240個のバッテリーコンテナで300MW/1200MWh実現
【F1第24戦最終戦アブダビGP決勝】フェルスタッペンがシーズン最多の8勝目をあげるも、ノリスが初のワールドチャンピオンに
新車99万円から! トヨタ最新「軽セダン」に反響殺到! 「豪華な雰囲気」「昭和を思い出す」の声も! 往年の高級車ライクな“キラキラ外装”もイイ! 高級感漂う「ピクシス エポック」の組み合わせに注目!
サンローランからエルメスまで、新定番の部屋へようこそ
新型アリア「スマホとの融合度」アップ!! 走りも給電性能も向上して「新時代のBEV」代表選手に
苦しい1年を終えたフェラーリのハミルトン「いずれ良い時が来る」ルクレール「最終戦で表彰台を持ち帰れず残念」
池内自動車、愛知県初の名古屋北店を12月13日オープン…板金塗装に特化
「特注パールホワイト?!」「億越え確実」ヤナセ×AMG 最初の4バルブ搭載『AMG500 SEC 6.0』の魅力
【F1分析】角田裕毅の2025年F1最終戦。”ノリスを抑える”厳命も、戦略次第では十分入賞の可能性もあったはず
700Nmってスーパーカーかよ! フォードの最新トラック&バンが電動化でもアメ車魂全開のバカッ速だった
マセラティMC20チェロに「オペラ・ダルテ」、手描きのボディは「走るキャンバス」…ミラノで公開
中国向け「RAV4」は“約378万円〜”の設定で登場。国内仕様コア/アドベンチャーの2モデル体制が示す市場差
スズキの小型SUV「eビターラ」発売まで約2ヶ月。現在の受注状況は? 補助金厚めで都市部を中心にジワジワ人気拡大中
日産エクストレイル次期型が徐々に姿を現す! 新たなデザインと進化型プラットフォームの特徴とは?
ホンダ「ヴェゼル」に追加設定された「RS」が“コンパクトSUVの大本命”と言える3つのワケ
26年発売の新型「スーパーワン」に販売店も期待大。ホンダが“小型BEVスポーツ”を市場投入する意図とは?
【まさかのアマゾンで買えるミク仕様】ダイハツ「ミクキャンバス2」登場! 約25万円で“さりげなく初音ミクを推せる軽”に変身する特別パッケージ
【日産の逆襲が本格化】新型「エルグランド」の中身がついに判明。美意識デザイン×e-POWER×プロパイロットで「アルファード」包囲網が整った
これは「N-BOX」越えちゃったかも。日産新型「ルークス」が子育て卒業層に提案する“軽でも高品質”という選択肢
【ミニプリウスにキャラ変】装備充実の新型「アクア」。最強ライバル「ヤリスハイブリッド」と何が違う?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!