【日産キックス試乗レポ】質感は気になるがe-POWERが痛快な青春リバイバル系コンパクトSUV
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:小林 俊樹 106
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:小林 俊樹 106
過日テストコースにて試乗した日産 オーラ(ノート オーラ)は、その隅々にまで「上質感」「精緻さ」「美意識」といったものが行き届いた、大変に素晴らしいプレミアムコンパクトであった。
そして今回試乗した同じく日産のSUV「キックス」は、オーラとは対極の車、すなわち「さほど上質ではなく」「そこかしこにアラもあって」「……美意識? それって美味しいんですか?」みたいな車ではあった。
だがそんな日産 キックスは、日産 オーラとある意味では同様の「素晴らしい車」であると、筆者には感じられた。
ほぼすべての物事が高度に成熟した2021年の世にあってはもはや稀有な、「青春の乱雑なパワー」みたいなものを全身で感じられる、そして実用的でもある、見事なプロダクトであったのだ。
以下、何がどう見事であったのか、順を追ってご説明しよう。
まずは日産 キックスという車自体についての簡単な説明を。
キックスは、海外市場では2016年から販売されている日産のコンパクトSUV。ただ、コンパクトとはいえ全長4290mm×全幅1760mmなので、日産 マーチなどでいう「コンパクト」とはずいぶんサイズ感が異なる。後席や荷室も十分以上に広い。
で、そんな日産 キックスは2020年6月、日産 ジュークというデザインコンシャスなコンパクトSUVの後釜として、日本でも発売された。
海外向けのキックスはガソリンエンジン車だったが、日本向けのパワーユニットはすべて「e-POWER」。つまり1.2Lエンジンが駆動ではなく発電を担当し、その電気で動くモーターが車輪を駆動させるというタイプのハイブリッド車だ。
プラットフォーム(車台骨格)は、現行型のノートがCMF-Bという「次世代高級小型車向け」を採用したのに対し、キックスのそれはVプラットフォームという新興国向けのもの。そして生産は日本国内ではなくタイで行われている――というのが日産 キックスの概要である。
で、「プラットフォームが新興国向けである」「タイ生産というのはどうなんだ?」みたいな部分において、いわゆる手厳しいカーマニアからは「しょせんは安物」「乗るとガタピシする」的に酷評されることもある車なのだ。
だが筆者は、キックスはそんなに悪くはない車というか、むしろ冒頭でぶち上げたとおりの「素晴らしい車」だと感じている。
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