日産ノート オーラ発売 プレミアムコンパクトを謳うノートの新ブランドはアリかナシか?
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:小林 俊樹 210
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ちまたで話題の新型車「日産 ノート オーラ(AURA)」が6月15日、いよいよ正式発表された。多くの人にとっての疑問というか質問は「で、2020年11月に発売された普通のノートと何が違うわけ?」ということかと推測する。
取り急ぎ、その答えは以下のとおりだ。
ノート:他社のコンパクトカーや軽自動車から買い替えてもらうことを主眼に開発された「コンパクトカーの王道」
ノート オーラ:輸入車を検討している人(国産車は最初から眼中にない人)に、「……国産のコレもいいかもしれないな」と思わせるべく作られた「プレミアムコンパクト」
両者の間には装備や機能、デザインなどの細かな違いはいろいろあるが、「本質的な違い」はコレだ。
そのうえで、日産 ノート オーラの詳細をご説明しよう。
従来型ノートが全幅1695mmのスリムな5ナンバーサイズであるのに対し、ノート オーラは全幅1735mmの3ナンバーサイズ。拡大された40mmは、主に「ふくよかになったリアフェンダー」に充てられている。
数字的には片側約20mmという微妙な違いにすぎないが、絶妙なニュアンスでふくよかになった車両後半部は、たしかにノートとは異なる「色気」あるいは「重厚感」のようなものを、この車に与えることに成功した。
色気と重厚感を増したボディのフロントマスクには「超薄型LEDヘッドランプ」と、構成ピースの大きさが位置によって微妙に異なるという凝ったデザインのグリルを配置。そしてノートでは単なるメッキパーツだったVモーショングリルの「Vの字部分」は、LEDシーケンシャルターンライト(兼デイタイムランニングライト)で表現されている。
このほか、あえて樹脂素材も採用した17インチホイール(複雑な造形だが、同時にシンプルビューティでもある)と、ボディ後端を大胆に横断するLEDリアコンビランプの採用などにより、ノート オーラはたしかに「プレミアムコンパクト」と呼ぶにふさわしい外観になっていると、まずは感じる。
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