あの日産「サニー」が生きていた! SUV全盛の“逆風”の中、中国で大ヒット「N7」とともに大幅進化。日本導入はあるのか?
掲載 carview! 文:編集部 41
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しかし、北米のセダン市場は縮小傾向にある。最も売れているのはピックアップトラックであり、セダン需要は年々低下。
アメリカのビッグスリーはキャデラックなどの高級車を除きセダンから撤退し、トヨタも「カムリ」と「カローラ」のみを残している。
日産も例外ではなく、低価格で収益性の低いヴァーサは整理対象となる可能性がある。さらに今年4月にはEVセダン2車種の開発中止を発表しており、米国でのセダンの先行きは不透明さを増している。
一方、中国市場は状況が異なる。
東風日産はアルティマ、「シルフィ」、「シルフィ・クラシック」を展開し、幅広い価格帯で顧客を取り込んでいる。旧型をシルフィ・クラシックとして低価格で販売し続ける戦略は象徴的だ。
さらに注目は、4月に投入されたBEVセダン「N7」。全長約5m、航続距離500km超(中国CLTC基準)、未来的な内装を備えながらも11万9900人民元(約252万円)から登場した。
発売1か月で1.7万台以上を受注するヒットとなり、開発から生産まで中国で完結させたことが成功要因とされる。日本のファンとしては胸中複雑だ。
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