【ジャパンタクシーにも台数負け】マツダ渾身の「CX-60」今年大苦戦のワケ。切り札はあるか?
掲載 更新 carview! 文:ピーコックブルー 445
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マツダの次世代を担う「ラージ商品群」の第一弾として2022年9月に発売された「CX-60」。
国産車離れした堂々たるボディと上質な内装、バラエティ豊かなパワートレインが魅力のSUVですが、販売台数という点ではかなり苦戦しているのが実情のようです。
自動車販売協会連合会による2024年1~6月の新車販売台数ランキングを見ると、CX-60は乗用車全体の50位という結果となっています。
その販売台数は3516台と、「マツダ ロードスター」はおろか、「トヨタ ジャパンタクシー」(※写真44枚目)にさえ及びません。
CX-60の発売当時、月間目標販売台数が2000台とアナウンスされていたことを考えると、この数字はあまりにもさみしいものとなっています。
では、なぜCX-60はこれほどまでに苦戦を強いられているのでしょうか?
あるマツダ販売店関係者は次のように話します。
「CX-60が想定より売れていない直接的な要因として、1890mmというワイドな全幅があると考えています。
CX-60のスタイリングをご評価いただくお客様は少なくありませんが、実際に所有するとなると、取り回しや駐車スペースが問題になるという声が多いのも事実です。
また、大柄なボディをもつCX-60ですが、乗車定員は5名と「CX-5」と変わりません。
であるならば、CX-5のほうが実用性が高く、コストパフォーマンスに優れると考えるお客様が多いようです。
実際、CX-5は登場からおよそ7年が経過しているにもかかわらず、依然として安定した販売台数(同じく2024年1~6月は34位、8746台)を記録しています。
また、一時はCX-60と入れ替わりでモデル消滅という噂もあったCX-5は、近いうちにフルモデルチェンジしてマツダ製ハイブリッドを採用ことが公式にアナウンスされています。そうなるとますますCX-60が目立たない存在になってしまうかもしれません」
(次のページに続く)
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