【ジャパンタクシーにも台数負け】マツダ渾身の「CX-60」今年大苦戦のワケ。切り札はあるか?
掲載 更新 carview! 文:ピーコックブルー 445
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一方、ある業界関係者は、CX-60不調の要因は全幅だけではないと指摘します。
「満を持して登場したCX-60ですが、発売直後から不具合の報告が多発しており、数回のリコールがおこなわれています。
また、明確な不具合とは言えないものの、足回りの硬さやトランスミッションのギクシャク感に違和感を覚えたというユーザーも多く、その完成度に対して疑問の声が少なくありませんでした。
現在はかなり改善したようですが、注目度の高いモデルであっただけに、スタート時点でつまずいてしまったのが現在まで尾を引いていることは間違いありません。
ただ、マツダとしてはまもなく発売されると見られる「CX-80」を本命と考えているようです。
「CX-80」のワイド版である「CX-90」は、2023年に北米市場に投入されて以降現地で高い人気を得ており、その仕上がりも十分以上のものと言われています。
さらに、CX-8の生産が終了したいま、マツダにとっては国内唯一の3列シートSUVとなるため、CX-5とは異なる価値をユーザーに提供することができそうです。
逆に言えば、CX-80も苦戦してしまうことになれば、マツダの『ラージ商品群』の評価はさらに厳しいものとなります。
そういう意味では、マツダの将来はCX-80に掛かっていると言っても過言ではありません」
(次のページに続く)
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