新型ムーヴVSムーヴキャンバス！ 同じスライドドアでも個性は正反対。徹底比較で見えた違いとは？

ダイハツ ムーヴ RS

ボディサイズは同じでも…室内はキャンバスが広い

まずはスライドドア化の影響を、ボディサイズで見ていこう。

先代同志で比較すると、6代目ムーヴ（1630mm）よりも初代キャンバス（1655mm）の方が背が高かった。ところが現行世代では、2代目キャンバスと7代目ムーヴが同じ1655mm（FF車）に統一された。

全長と全幅は、限られた軽規格を最大限活用するため、先代と現行も全て同じだ。理由は開口部の最大化や部品の共有化、より全高の高い軽スーパーハイトワゴン「タント」との棲み分けにある。

同じボディサイズとなった2台だが、室内の大きさには違いがある。ムーヴと比べ、キャンバスは室内長が+40mmの2180mm、室内幅が+10mmの1345mm、室内高が+5mmの1275mm。寸法上は、キャンバスの方が広い。大きな差ではないが、ワゴンらしいスタイルの恩恵だ。