スバルのSUVを新型から旧型まで10車種紹介。新車価格と中古車相場も比較【購入ガイド】
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スバルは過去から現在まで多くのSUVを販売しています。他のメーカーとは異なるスバル独自の安全性能や走行性能が魅力です。どのようなSUVがラインナップされているのでしょうか。
この記事では、現在スバルで新車購入が可能な人気のSUVに加え、過去に販売されていたSUVを紹介します。価格情報や実際に所有されている方の口コミも紹介しますので、購入を検討されている方はぜひご参考ください。
目次
スバルのSUVに人気が集まるのには理由があります。SUVならではの高い走行性能と、独自の運転支援システムが備わっているためです。ここでは、スバルの走りを支える走行性能と安全性能について紹介します。
スバルのSUVには、悪路走破性を高めるための装備が備わっています。スバルのエンジンというと、水平対向エンジンを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。スバルのSUVにも、水平対向エンジン「SUBARU BOXER」が採用されています。
他とは違う、水平対向エンジンの魅力のひとつが振動の少なさです。繰り返し往復するピストンの慣性力を打ち消せるため振動が抑えられ、気持ち良くアクセルを踏み込めます。
また、スバルの4輪駆動システム「シンメトリカルAWD」も魅力です。エンジンやトランスミッションが一直線かつ左右対称に配置されているため、無駄なく4つのタイヤにトルク配分ができます。
より走破性を高めるために備わっているのが「X-MODE」です。例えば、雪道などでタイヤが空転してしまうような場面でも、駆動力やブレーキをコントロールしてその場からの脱出をサポートします。
スバルのSUVには、運転支援システム「アイサイト」が備わっています。フロントガラス上部に取り付けられたステレオカメラで前方の交通状況を認識する、人間の目のような働きが可能です。
歩行者や車などを認識し、状況に応じて衝突回避のサポートを行います。車種によって搭載されるアイサイトの機能が異なり、アイサイトセイフティプラスやアイサイト ツーリングアシスト、アイサイトXなど種類はさまざまです。
アイサイトXは衛生から受信するGPS情報と地図データを組み合わせ、現在地から前方の道路状況を把握します。精度の良い道路状況を把握できるため、ステアリングアシストなど疲労軽減につながる運転サポートを実現しました。
ここからはスバルで新車購入可能なSUVを紹介します。まず紹介するSUVは、レガシィ アウトバックです。スバルの中でもフラッグシップSUVに位置するレガシィ アウトバックには運転支援システム「アイサイトX」も採用されています。
レガシィ アウトバックはフラッグシップSUVならではの安全性能に加え、1.8Lのターボエンジンを採用している点も魅力です。グレードとスペックは以下をご覧ください。
Limited EX | X-BREAK EX | |
---|---|---|
車体寸法(全長×全幅×全高・mm) | 4,870×1,875×1,675 | 4,870×1,875×1,670 |
室内寸法(全長×全幅×全高・mm) | 1,840×1,545×1,245 | 同左 |
車両重量(kg) | 1,690~1,710 | 1,680~1,710 |
車両総重量(kg) | 1,965~1,985 | 1,955~1,985 |
乗車定員(人) | 5 | 同左 |
燃料消費率(WLTC・km/L) | 13.0 | 同左 |
レガシィ アウトバックの新車価格は、414万7,000円~429万円です。どちらのグレードも400万円を超えていますが、他のSUVを圧倒する上質さに納得するでしょう。
現行モデルの中古車相場は、479万9,000円です。平均走行距離3,000kmの中古車が流通しています。2021年10月にモデルチェンジしたばかりのためか、流通量はあまり多くありません。(2022年9月8日時点)
みんカラの口コミには『内装は手を抜くところなく仕上げられていてすべてのパーツの質感が高いです。』といった内容があります。この口コミを投稿されている方のグレードは、ハイエンドモデルのLimited EXです。
Limited EXはメーカーオプションを活用すると、シートやインストルメントパネルなどあらゆる箇所に本革素材が使用されます。
この他『長距離はどこまでも疲れ知らず。渋滞はハンズオフでむしろ休憩。最高の相棒ですね。』や『上質な乗り心地と静粛性』といったように、疲労軽減につながる乗り心地を評価しているユーザーも少なくありません。
SUBARU XVは、先代モデルまでインプレッサXVとも呼ばれていました。2012年のフルモデルチェンジを境に、SUBARU XVという車名へ統一されます。アイサイトなど先進の安全技術も標準装備されている点が魅力です。
XVはスポーティな要素と堅固な要素を含んだ、個性的なエクステリアデザインです。1.6Lのコンパクトなエンジンを搭載したグレードもありますが、出力性能に優れておりダイナミックな加速を味わえます。
1.6i EyeSight | 1.6i-L EyeSight | 2.0e-L EyeSight | 2.0e-L EyeSight Smart Edition | 2.0e-S EyeSight | Advance | |
---|---|---|---|---|---|---|
車体寸法(全長×全幅×全高・mm) | 4,485×1,800×1,550 | 4,485×1,800×1,550 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 |
室内寸法(全長×全幅×全高・mm) | 2,085×1,520×1,200 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 |
車両重量(kg) | 1,410 | 同左 | 1,530 | 同左 | 1,550 | 同左 |
車両総重量(kg) | 1,685 | 同左 | 1,805 | 同左 | 1,825 | 同左 |
乗車定員(人) | 5 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 |
燃料消費率(WLTC・km/L) | 13.3 | 同左 | 15.0 | 同左 | 同左 | 同左 |
XVの新車価格は、220万円~295万9,000円です。ハイエンドモデルでも300万円を下回っているため、選択肢が増える方もいらっしゃるかもしれません。中古車価格は122万8,000円~345万円です。平均価格218万8,000円、平均走行距離3万3,365kmの中古車が流通しています。(2022年9月8日時点)
みんカラの口コミには『後部座席の幅がライバル車に比べ広い。』といった内容が投稿されています。XVはスバルグローバルプラットフォームによる、ロー&ワイド化されたボディ形状が特徴です。どの座席に座ってもゆとりを感じられます。
『0次安全、アイサイト、最低地上高、AWD、X-MODE、ハイブリッドなど、クルマとして最強。』や『街乗りでも遠出でも、どちらもキビキビ走れるSUV。』といった内容も投稿されていました。
本格SUV「フォレスター」も、スバルで人気の高い車種のひとつです。シンメトリカルAWDやX-MODEの他、アイサイトも全車に標準装備されています。現行のフォレスターは2018年6月に販売が開始されました。5代目へと進化したフォレスターの魅力を紹介します。
現行フォレスターのエクステリアデザインは、コンセプト「BOLDER」にふさわしく、大型のフロントヘキサゴングリルやダイナミックなキャラクターラインが施されています。全車にX-MODEが装備される他、最低地上高220mmが確保されていることであらゆる道路状況でも力強く走れる点が魅力です。
Touring | X-BREAK | Advance | SPORT | STI Sport | |
---|---|---|---|---|---|
車体寸法(全長×全幅×全高・mm) | 4,640×1,815×1,715 | 4,640×1,815×1,730 | 4,640×1,815×1,715 | 同左 | 同左 |
室内寸法(全長×全幅×全高・mm) | 2,140×1,545×1,275 | 同左 | 2,130×1,545×1,275 | 同左 | 2,130×1,545×1,275 |
車両重量(kg) | 1,620~1,640 | 1,630~1,640 | 1,640~1,660 | 1,570~1,590 | 1,570~1,580 |
車両総重量(kg) | 1,815~1,915 | 1,905~1,915 | 1,915~1,935 | 1,845~1,865 | 1,845~1,855 |
乗車定員(人) | 5 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 |
燃料消費率(WLTC・km/L) | 14.0 | 同左 | 同左 | 13.6 | 同左 |
フォレスターの新車価格は、299万2,000円~363万円です。最も車両価格の安いエントリーモデルのTouringでも、撥水シートや電動技術「e-BOXER」など基本性能は充実しています。中古車相場は22万円~419万8,000円です。平均価格は166万7,000円、平均走行距離は5万9,297kmの中古車が流通しています。(2022年9月8日時点)
みんカラの口コミには『キャビンが広く、大人4人が乗車してもゆったり。』や『思った通りに車が曲がり、止まる』といった内容が投稿されており、ファミリーユーザーからも評価されています。
スバルグローバルプラットフォームを採用しているのがひとつの理由です。足元から肩周辺にはゆとりが生まれ、ハンドル操作に対する応答性が増しています。
また『荷室も広くまさに四駆の王道とも言える車高の高さ、走りの安心感はさすがです。』といったように、SUVらしい走りに満足している方も少なくありません。
スバルにはSUVタイプのBEV(バッテリー電気自動車)があります。バッテリーの電力のみで走行するスバル初の100%電気自動車です。トヨタとの共同開発をした車でもあります。他のSUVとは違った魅力を紹介します。
これまでさまざまな車に独自の「スバルグローバルプラットフォーム」が使用されてきました。ソルテラはプラットフォームをトヨタと共同開発しています。それがBEV専用プラットフォーム「e-SUBARU Global Platform」です。操縦安定性の高さやステアリング応答性を兼ね備えています。
ヘキサゴンをモチーフにデザインされたフロントグリルや、独特のフェンダーデザインなど、SUVの力強さとBEVの先進性を感じられる外観が特徴です。他のSUVの走破性に劣らぬよう、X-MODEやグリップコントロールなどの装備も備わっています。
下記はソルテラのスペックと価格表です。
ET-SS(FWD) | ET-SS(AWD) | ET-HS(AWD) | |
---|---|---|---|
車体寸法(全長×全幅×全高・mm) | 4,690×1,860×1,650 | 同左 | 同左 |
車両重量(kg) | 1,910 | 2,000~2,020 | 2,030~2,050 |
車両総重量(kg) | 2,185 | 2,275~2,295 | 2,305~2,325 |
室内寸法(全長×全幅×全高・mm) | 1,940×1,515×1,160 | 同左 | 同左 |
乗車定員(人) | 5 | 同左 | 同左 |
電力量消費率(WLTC・Wh/km) | 126 | 133 | 148 |
新車価格(税込) | 594万円 | 638万円 | 682万円 |
(2022年9月8日時点)
前述したスバルの現行SUVの他にも、魅力的な車種があります。特に現行のレガシィ アウトバックは、初代モデル誕生から30年以上続く車です。旧型ですが、中にはアイサイトを搭載した車種もあります。
6代目のレガシィ アウトバックは2014年10月に販売が開始されました。SUVらしい高い走破性・快適性・積載性に加え、フラッグシップモデルにふさわしい質感が取り入れられています。
アイサイトもver.3が採用され、先代モデル以上に広角かつ遠くまで認識・捕捉が可能です。プリクラッシュセーフティーやアクティブレーンキープなど先進の運転支援システムも搭載されています。
2009年5月、5代目のレガシィ アウトバックが販売されました。4代目よりもボディサイズがアップしたことで、室内長・室内幅・室内高が拡大されています。より居住性がアップしているのが特徴です。
力強さはエクステリアデザインに限らず、3.6Lの水平対向エンジンからも感じられます。全車にSI-DRIVEが標準装備され、状況に応じて好みの乗り味に変化させることが可能です。
2003年5月、4代目へと進化したレガシィ アウトバックは、ボディサイズがアップされ3ナンバー車となりました。3代目までとは異なる洗練されたデザインや、大幅な軽量化、安全性能などが高く評価され、2003年10月にはスバル初の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。今日まで続くレガシィ アウトバックだけでなく、スバルとしても歴史に残る一台です。
SUBARU XVという車名に変わったのは2012年9月です。インプレッサがベース車となっているため、インプレッサXVとも呼ばれています。足回りには専用の17インチアルミホイールが装着されました。ホイールアーチ部分に装着されたタイヤが大きく見えるクラッディングとの融合によって力強さを感じられます。
最低地上高は200mmを確保していながら、全高は1,550mmに設計されているため機械式立体駐車場なども利用可能です。
フォレスターの4代目は2012年11月から販売が始まりました。先代モデルに比べて走る楽しさや、ロングドライブでも快適に過ごせる走行性能・安全性能が進化しています。
安全性能面では運転支援システム「アイサイト」が搭載されているのが特徴です。ボディの骨格素材に軽量化・強度向上が期待できる高張力鋼板を使用したことで、衝突安全性も向上しています。
フロア形状やピラー位置を見直したことで居住空間が広く、どの座席に座ってもゆとりを感じることが可能です。ヒルスタートアシスト機能やヒルディセントコントロール制御が採用されたことで、ワインディングロードでも安全かつ快適に走行できます。
フォレスターの3代目は2007年12月から販売が始まりました。旧モデルから全長・全幅・全高・ホイールベースが拡大されています。ボディサイズは大きくなったものの、リアオーバーハングが短めに設計されていることから、取り回しやすいのが特徴です。
最適化されたアプローチアングルやディパーチャーアングルに加え、215mm~225mm確保された地上高により、悪路走破性が高められています。
スバルのSUVラインナップは、スポーティなデザインが魅力のXV、悪路でも走破性の高いフォレスター、フラッグシップに位置するレガシィ アウトバックがあります。トヨタとの共同開発車「ソルテラ」も新たに加わり、SUVの充実がより厚くなりました。
新車に拘りがなければ、中古車や旧型のSUVもおすすめです。旧型でもアイサイトなど運転支援システムが備わっている車もあるため、チェックしてみましょう。納車が早くて購入費用が抑えられる点も中古車の魅力です。
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