大改良でドイツ御三家に追いついた「レクサス IS」の一押しはFスポーツ。ターボとハイブリッドはどっちがおススメ?
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:トヨタ自動車 197
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:トヨタ自動車 197
現在販売されているレクサス ISのグレードラインナップと、それぞれのプライスは下記のとおりです。
【IS300(2L 直4ターボ)】
●IS300|480万円
●IS300 “F SPORT”|535万円
●IS300 “version L”|555万円
【IS300h(2.5L 直4+モーター)】
●IS300h|526万円~
●IS300h “F SPORT”|580万円~
●IS300h “version L”|600万円~
【IS350(3.5L V6自然吸気】
●IS350 “F SPORT”|650万円
「IS3〇〇」というのは当然ながらベースグレードです。“F SPORT”(Fスポーツ)は、前後異サイズの19インチホイールを専用設定し、スタビライザーやEPSなどを専用チューニング。さらにショックアブソーバーの減衰力を最適に制御する「NAVI・AI-AVS」を標準装備しています。また専用のFメッシュデザインのスピンドルグリルを採用するなどして、ビジュアル的な精悍さが表現されているグレードでもあります。
そして“version L”(バージョンL)は、セミアニリン本革シートや三眼フルLEDヘッドランプ、パワーイージーアクセスシステムなどが標準装備となるラグジュアリーな仕様です。
なおレクサスISには、走行シーンに合わせてパワートレインやシャシーなどの機能を変更できる「ドライブモードセレクトスイッチ」が付いていますが、ベースグレードと“version L”がEco/Normal/Sportの3モードであるのに対し、“F SPORT”はEco/Normal/Sport S/Sport S+の4モードに加えて「Custom」モードも用意されています。
パワーユニットは3種類あって、ベースグレードのほかに“F SPORT”と“version L”も存在するレクサス ISのなかから「ベストグレード」を選ぶのは、人それぞれの好みや事情もありますので、なかなか困難かもしれません。
それでもあえて言うのであれば、パワーユニット別で考えると「比較的まったりと、しかしハイスピードで走るのが好きなら2.5Lハイブリッド。絶対的な動力性能はほどほどでも、とにかくキビキビと走るのが好みであれば2Lターボ」ということになるでしょうか。
そしてパッケージ別では、やはり売れ筋の“F SPORT”が良いのではないかと思います。専用チューンされたショックアブソーバーの減衰力を電子制御する「NAVI・AI-AVS」は、スポーティに走るときにも、ゆったり目に走りたいときにも、いい仕事をしてくれるからです。ただ、“F SPORT”ならではのスポーティなディテールが苦手だという人は、ラグジュアリーな“version L”にオプションとしてNAVI・AI-AVSを装着するほうが、もしかしたらしっくりくるかもしれません。
レクサス ISのライバルとなるのはズバリ、ドイツの「メルセデス・ベンツ Cクラス」と「BMW 3シリーズ」、そして「アウディ A4」です。
いずれもそれなり以上の超実力派であることは間違いなく、特に「デザイン」と「ブランドイメージ」については、レクサスよりもそれらのほうが上だと(筆者には)感じられます。
そのため、デザイン性ならびにブランド性みたいなものを最重要視したい場合は、レクサス ISよりも「ドイツ御三家のうち好みのモノ」を選んだほうが、おそらくは幸せになれます。またインフォテイメントシステムも正直、それら御三家のほうが優秀でしょう。
しかしスポーツセダンとしての本質的な走行性能に関しては――つまり、速いとか遅いとかではなく「上質なタッチで気持ちよく走れるかどうか?」という部分に関しては、ビッグマイナーチェンジ後のレクサス ISは、ドイツ御三家の同クラスに決して負けていません。
それゆえ、もしも「レクサス」というブランドがお好きで、なおかつ現在、ISの購入をなんとなく検討しているのであれば――どうかそのまま突き進んでください。いい車です。
次のページ>>スペック例
このページの画像:IS350“F SPORT”
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
渋谷駅の大改造で「首都高」も大変貌!? 年季の入った“素顔”むき出しにされたワケ
JLRの次世代EV、航続や充電性能を向上へ…まずは『レンジローバー・エレクトリック』から
国内乗用車メーカー7社 揃って幸せな決算【池田直渡の5分でわかるクルマ経済】
三菱電機とアイシン、電動化部品の新会社を設立 EVやPHV部品を開発・生産
【MotoGP】現役引退表明のアレイシ・エスパルガロに同僚達から贈る言葉。家族ぐるみの付き合いマルティン「泣かないなんて無理だった」
マツダ新型「すごい5ドアハッチバック」実車公開!? 精悍エアロの「爆速マツダ3」がやって来た! ド迫力で爆速な「MAZDA SPIRIT RACING 3」藤沢に登場
マカオGP、2024年からはFIA F3に代わりフォーミュラ・リージョナルによるワールドカップ開催に
[低予算サウンドアップ術公開]ライトな「車内静音化」でドライブの快適性をアップ!
次に乗る「新しい定番=SUV」の正解『新版 SUVの選び方』ル・ボラン2024年7月号、本日発売!!
F1参戦4年迎えた角田裕毅が見せる進歩。天性のスピードに加え、様々な能力の成長もチーム認める
『JAPAN MOBILITY SHOW 2024』千葉の幕張メッセで10月15日から18日まで開催
圧倒的速さ見せたガブリエレ・ミニがポールポジション獲得|F3モナコ予選
スズキ ハスラーに新スタイル「タフワイルド」登場! 通常モデルもアップデート&価格上昇も
PHEVで高性能なランボSUVの本命「ウルスSE」は3150万円。電動パワー+新デザインでお買い得
【予算もサイズも性能も好敵手】アルファロメオ「ジュニア」とレクサス「LBX」買うならどっちだ
【購入前にマストで訪れたい】LBXの世界観を体感できるポップアップ展示が世田谷にオープン
シビックがイメチェン&出力アップ! スポーティな25年モデルが米で公開。日本にも近々上陸か
【若手も中堅も不足中】“クルマ離れ”はある意味ラッキー! 自動車メディアを目指す人必見の業界事情とは?
218万円の激安カローラクロス「G“X”」はアリかナシか? 装備をチェックしてみた!
【悲報?】販売好調の人気SUV「ヴェゼル」が商品改良で“大穴グレード”を落とした大人の事情
「シエンタ」が商品改良。変更点は少ないが、ハイブリッド7月、ガソリン8月と納期が大きく改善