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「スバル車の納期が短い」理由とは? 各モデルの納期と注文を急ぐべき車種まとめ

ほぼすべてのモデルが3カ月以内で納車OK!

半導体不足、新型コロナウイルスが影響した物流やサプライチェーンの乱れ、ロシアによるウクライナ侵攻、世界的なインフレなどなどグローバルに不安定な状態が続いています。

それにより世界的に新車生産が滞っているのは、ご存知の通りでしょう。人気モデルではオーダーから納車まで半以上かかるといった話を聞くことももはや珍しくありません。「トヨタ ランドクルーザー」や「スズキ ジムニー」のようなカルト的に人気の高いモデルに至っては、いますぐ注文したとしても納車が数年後なってしまうという話もあるほどです。

そうした状況の中、注目したいのがスバル車ではないでしょうか。同社の公式サイトで発表されている工場出荷時期は、どのモデルでも3ヶ月以内といったイメージで、1ヶ月程度での工場出荷が期待できる車種まであるのです。

<スバル車工場出荷時期の目処(1月13日時点)>

車種グレード更新日工場出荷時期の目処
・レヴォーグ|1.8Lグレード|2~3ヵ月 程度
・レヴォーグ|2.4Lグレード|2~3ヵ月 程度
・アウトバック|全グレード|3~4ヵ月 程度
・フォレスター|1.8Lグレード|2ヵ月 程度
・フォレスター|e-BOXERグレード|2~3ヵ月 程度
・クロストレック|全グレード|2~3ヵ月 程度
・WRX S4|全グレード|2~3ヵ月 程度
・BRZ|全グレード|1~2ヵ月 程度

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水平対向エンジンの採用が最大の理由か?

スバルといえば「ボクサーエンジン」という愛称で知られる、水平対向エンジンを積んでいることがアイデンティ。水平対向エンジンはトランスミッションと一体化され、フロントに縦置きとなりますが、基本設計はFFベースです。FRレイアウトとなるBRZを除いてトランスミッションにはフロントデフが内蔵されるなど、その特殊な設計ゆえに内製となっています。

だから納期が早いという風に断定はできませんが、トランスミッションを外部から調達してくるメーカーとは大物パーツのサプライチェーンが異なっているということは、スバルの生産性を考えるポイントかもしれません。

<上の写真:BRZ>

ちなみにFRレイアウトとなるBRZについてはFR用トランスミッションを外部から調達して対応していますが、逆に工場出荷時期の目処は最短1ヶ月程度と納期が短かったりします。現行BRZは回転フィーリングの楽しい2.4Lの自然吸気エンジンを積んでいます。ボクサーエンジンを存分に楽しみたいという希望があるのなら、短納期が期待できるBRZは注目の一台です。

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納期がやや長めなのはe-BOXER搭載モデル

<上の写真:クロストレック>

<上の写真:フォレスター>

全車が「e-BOXER(マイルドハイブリッド)」となる新型モデル「クロストレック」や、「フォレスター」のe-BOXER搭載グレードの工場出荷時期の目処が少々長めになっているのは気になりますが、それでも注文から概ね3ヶ月程度での納車が期待できるとなれば、自動車業界全体としてみれば十分に早いといえるかもしれません。

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もっとも納期が長いアウトバックでも十分に許容範囲内

<上の写真:レガシィ アウトバック>

工場出荷時期の目処が長めになっているのは、フラッグシップモデルの「レガシィアウトバック」ですが、それでも最長4ヶ月ですから年単位のモデルと比べれば十分に短納期といえるのではないでしょうか。

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2.4Lターボ搭載モデルは受注が停止する可能性もあり

<上の写真:レヴォーグ>

<上の写真:WRX S4>

余談ですが、2.4Lターボエンジンを積んでいるレヴォーグとWRX S4については納期に関わらず、早めのオーダーをおすすめします。このエンジンはパワフルなのが魅力ですが、燃費性能は厳しいものとなっています。

そして燃費性能が悪いモデルは、仮に生産が順調だったとしても年間に販売できる台数が限られているものです。台数が限定されていなくても、ハイパワーエンジン車が売れすぎると受注ストップをせざる得なくなる可能性があるでしょう。

現時点の工場出荷時期の目処を見る限り2.4Lターボエンジン車の生産調整をしないといけないような状況ではないようです。ハイパワーなボクサーエンジンを求めているスバルファンにとっては、いまは好機といえそうです。

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