【独断と偏見】総額250万円以下。日常を歓びへと変えるおすすめ中古スポーツカー5選
掲載 carview! 文:伊達軍曹 125
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クルマ好き各位の間では「NA」の通り名で有名な、ライトウェイトオープンスポーツの金字塔。初期の1.6Lエンジン搭載モデルは当然として、筆者が以前乗っていた1.8L世代もぜんぜん速くはない。むしろ、ハイパワー車に慣れている人は「遅い……」とすら感じるかもしれない。
だが、オープン時の風の流入を含む「すべてのダイレクト感」こそが、このクルマ最大の魅力。電子制御だらけのクルマで超ハイスピードコーナリングをするよりも、初代ロードスターで約50km/hの旋回をきれいにキメたときのほうが、人は「スポーツ」を感じるものだ。
筆者がこれを購入した数年前は、総額100万円も出せばかなりいいモノが買えたが、ネオクラシックスポーツカーがブームとなってしまった現在では、総額250万円でもけっこうギリギリ。だが、まだ250万円以下でもなんとか買える状況ではある。
こういった歴史的な名作は待っていても相場は高くなっていくばかりなので、すぐに買うか、もしくは潔くあきらめるかの二択となるだろう。ただ、現代のクルマでは絶対に味わえないこのプリミティブな魅力を「あきらめる」のは、非常に勿体ないことではあるとは思う。
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