プリウス・プロトタイプ試乗。プリウス嫌い清水和夫はどう評価する?
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:トヨタ自動車
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今回は富士スピードウェイのショートコースと外周路を使った80km/h程度までのプロトタイプの試乗で、本格的な試乗記ではないことをお断りしておく。それでも、走り始めてすぐに乗り心地が良くなったことに気がつく。タイヤと路面の当たりがマイルドになり、ロードノイズも少ない。エンジンがいつ始動したのかも分からない。プロトタイプというエクスキューズ付きだが、制御が改善して電気式CVTの節度感も良くなっているようだ。
ハンドルを切るとスーッとノーズが動き、自然なロールとともに横Gが発生する。ゴルフのようなソリッド感とは違うが、しなやかで強靭なシャシー性能だと感じた。ロールが自然なのは低重心の賜物だ。課題のブレーキも回生ブレーキと油圧ブレーキのバランス精度を高める高精度なセンサーを使ったということで、強く踏むチャンスはなかったもののリニアリティが上がっているようだ。
ボディ関係のエンジニアに聞くと、例えば、ボディのねじり剛性は67%アップ、ステアリングの支持剛性は40%アップしているという。
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